セラピスト・清末悦子のナチュラル・ヘッドスパ入門 Lesson10

投稿日:2019年8月2日

アフターマッサージa

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ナチュラルヘッドスパは、できる限り天然の素材を使い、インドのアーユルベーダを取り入れた独特なトリートメント法です。頭皮ケアの重要性が認められ、ヘッドスパへの関心が高まるなかで、さらに一歩進んだ要素として、自然素材を使用し、私たちが本来持っている自然治癒力を引き出す、ホリスティックなアプローチをすることが大きな特徴。この連載ではナチュラルヘッドスパの基本をお教えしていきます。


リクライニングシートを元に戻し、座位の状態で肩や肩甲骨まわり、首などを軽くもみほぐします。トリートメントの最後の仕上げ、プロローグとして、「お疲れ様」の意味を込めてていねいに行うことで、高い充実感を与えることができます。
 
 
タオルドライ
 
タオルで髪を包み、ターバン巻きにします。こうして十分に水分をとっておくことで、後でかけるドライヤーを最短時間で済ますことができ、ロングヘアなどの肩のマッサージがしやすくなります。
 
 
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1.タオルで水分を吸わせた後、ターバンのように髪を巻きます。その後、リクライニングシートを座位の状態に戻します。「お椅子を起こします」と声かけも忘れずに。
 
 
肩のドレナージュ
 
手の平で一定の圧をかけながら、肩をさすります。いきなり強い刺激を与えるのではなく、これから肩をもみますよ、という導入の意味があります。
 
 
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2.両手の平を肩の首のつけ根に置き、一定の圧をかけながら、首元から肩先に向けて数回さすります。
 
 
肩のピッキングアップ
 
母指と四指で、肩の筋肉をつまみ上げるようにする手技です。首元から肩先に向けて、3~4カ所ほどを行うことで、緊張した肩の筋肉をほぐします。
 
 
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3.両手をクライアントの両肩に置き、母指を肩の後ろ側、四指を前側に当てます。そのまま筋肉を骨から引き離すような要領で、肩をつまみ上げます。首の根元から肩先に向けて、少しずつ場所をずらして3~4カ所を行います。
 
 
肩のハッキング
 
手の側面で肩を叩きます。左右の手を交互に動かしてリズミカルに行うことで、張った筋肉をほぐし血行を促進。爽快感を与えることができます。
 
 
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4.手の小指側のサイドを使い、左右の手を交互に動かして肩を叩きます。叩く場所を少しずつずらして、両肩を隅々まで行います。強弱をつけてリズミカルに行うと心地よさに差が出ます。
 
 
肩のプレッシング
 
母指で肩のコリをプレッシングします。肩にもたくさんのツボがあるので、ていねいに押していくことで血行が促進され、肩こりの軽減に役立ちます。
 
 
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5.両手の母指を両肩に当て、首元から肩先に向けて、少しずつ位置をずらして3~4カ所を押していきます。コリを探しながら、3回繰り返します。圧の強さは確認をしながら行うといいでしょう。
 
 
脊柱横のプレッシング
 
脊柱の両サイドを首元から下に向けてプレッシングします。この背中の上部はとても筋肉が緊張する部位。ゆっくりしっかりと押すことで、肩こりの症状を軽減することができます。
 
 
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6.脊柱の両サイドに母指を置き、ゆっくり押していきます。首の根元から始め、少しずつ位置を下にずらして数ヵ所行います。これを●回繰り返します。
 
 
肩甲骨横のプレッシング
 
肩甲骨まわりは、特にパソコンなどで同じ姿勢を長時間続ける人などが、コリを溜め込んでいる部位。肩甲骨のサイドを母指でゆっくり押すことで、高い爽快感を与えることができます。
 
 
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7.肩甲骨の内側サイドを両手の母指で押していきます。やはり上から下、下から上に向けて、少しずつ場所をずらして数ヵ所行います。これを3回繰り返します。
 
 
首のニーディング
 
両手の手根部で筋肉をはさむようにして行うニーディングです。この方法だと、座位のまま縦方向に刺激を与えることができ、やさしく筋肉を揉みほぐすことができます。
 
 
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8.両手の四指を組み、首の根元に当てます。左右の手根部で筋肉をはさむようにして、揉みほぐします。
 
 
ネープのプレッシング
 
母指でネープにある3点のツボを押します。ゆっくりしっかりと押すことで、心地よさが増し、解毒作用の促進、眼精疲労などを軽減します。
 
 
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9.右手でクライアントの額右側を支え、左手の母指を使い、最初に左サイドの玉枕(ぎょくちん)、次に完骨、最後に風池(ふうち)を押していきます。ネープの右サイドは、左手でクライアントの額左側を支え、右手母指で同様に行います。
 
 
首の引き上げ
 
ネープの部分に手の平を当て、下から上に頭皮を引き上げます。ツボ押しでポイントに刺激を与えた後は、こうした広い面積へのアプローチを組み合わせると心地よさがアップします。
 
 
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10.右手でクライアントと額右側を支え、左の手の平全体をネープの左サイドに当て、そのまま頭皮を引き上げます。ネープ右サイドも同様に。
 
 
(Lesson10 おわり)

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