現在発売中の「セラピスト2月号」で、「ディープティシューマッサージ」の記事を紹介しています。
ディープティシューマッサージの特徴は、クライアントに痛みを与えずに深部にアプローチできる、
セラピストが力を入れずにラクにできる、あらゆる施術にプラスできる、など多々あります。
このディープティシューマッサージの様々なテクニックの一部を、治療家・広橋憲子さんが解説します。
【短くなった筋肉を伸ばす手技】
オイルをごく少量塗布し、左右の手で拳をつくり、
中節骨を揃えて、クライアントの大腿部前面の中央に置く。
圧を掛けながら、中央から左右サイドに向けて拳を滑らせる。
【ストレッチする方向へのマッサージ】
オイルを少量塗布し、右手でクライアントの右下腿の甲を押して底屈させる。
左手の拳を膝から足先に向けて滑らせ、前脛骨筋を刺激する。拳でも肘、手根を使っても良い。
【デファイニングマッサージ】
大腿部の外側には、股間節と膝の関節にまたがるように腸脛靱帯がある。
この前後の端に左右の母指を置き、脚の前と後ろに指を滑らせて広げていく。
膝上から股間節に向けて、位置を変えて同様に行い、腸脛靱帯全体を刺激する。