セラピストであることの誇りと想いが伝わってくる――マッサージセラピスト・中村直美さんの物語。

投稿日:2019年11月13日

セラピスト本誌が創刊してから18年。沢山のセラピストが誕生し、活躍の場も日本全国に広がっています。正確な統計が出ているわけではありませんが、その中心年齢層は欧米のセラピー先進国に比べて低く、3040代が中心。また女性の比率も圧倒的に多く、8~9割を占めるとも言われています。

随分前になりますが、セミナー講師として来日した、セラピスト歴50年、英国人のアロマセラピストさんが、「なぜ、日本のセラピストさんは若い女性が多いの?」と言っていたことを思い出します。それだけ、日本のセラピストの層が特別なことなのだと実感しました。

こうした背景が影響しているのでしょうか。日本で活躍する女性セラピストさんの場合、結婚や出産、育児によって、彼女たちを取り巻く環境が大きく変わってしまうことが多いようです。その結果、せっかく身につけたセラピーのスキルを手放し、セラピストの仕事から離れてしまう人の数も、少なくありません。

現在発売中の「セラピスト12月号」では、マッサージセラピスト・中村直美さんのドキュメンタリー記事を掲載しています。

保育士を4年経験した後、2006年にセラピストに転身した中村さんもまた、産後しばらくセラピストの仕事を休むことになります。しかし、家族の支えやセラピーの師匠の指導を受けながら、そして何より育児と仕事を両立させるという強い意志と決して諦めない想いが、彼女の歩みを力強く前に前にと進め、さまざまな出来事を乗り越えていきます。

その物語は、セラピストの仕事が、誇らしく貴いものであることを教えてくれます。マッサージセラピスト・中村直美さんのドキュメンタリー記事、ぜひお読みいただければ幸いです。

編集部I

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