精油の力って、すごい!
植物の「生きる力」は、芳香成分として私たちを心身の不調から救ってくれます。本書では、精油のさまざまな効能を持つ化学成分をご紹介し、不調を改善するブレンドを提案します。フランス式アロマセラピーで精油を選び、レシピをつくり、トリートメントを実践!
化学的エビデンスをもとに精油を提案、精油の力を信じるトリートメントが、身体と心にしっかり作用。セラピストが自信をもってクライアントを癒やせる一冊!
「精油を的確に使えるようになり、シンプルなアロマトリートメントで、より効果を出せる。そして施術でお客さまにオキシトシンが出て、自律神経も調整されるので、お客さまにより信頼していただき、満足感を持っていただける。
精油を替えたことで、私のアロマセラピー、アロマトリートメントは、よいスパイラルに入っていったのです。」
(「はじめに」より抜粋)
本書について一部訂正とお詫び
2020年5月22日に弊社より発刊した本書「すぐできるアロマの化学」(初版本)におきまして、著者の不注意により、一部の原稿が原著者(アロマテラピーの教科書、和田文緒氏)の了解を得ず引用されておりました。ご迷惑をお掛けした関係各位にお詫びするとともに添付文章(PDF)のように訂正させていただきます。
※現在流通している「すぐ使えるアロマの化学」(2刷)は訂正された改訂版です。
» 訂正PDFはこちら
はじめに 私のセラピスト人生を変えた「アロマの化学」
●第1章 なぜ自律神経の不調は精油で改善するのか?
植物の偉大な力
自律神経のメカニズム
●第2章 精油成分の働き
植物に含まれる成分の分類分け
強壮作用が得意なグループ
フェノール類
芳香族アルデヒド類
モノテルペン炭化水素類(針葉樹)
モノテルペン炭化水素類(柑橘)
セスキテルペン炭化水素類(+)
セスキテルペンアルコール類
ジテルペンアルコール類
調整役が得意なグループ
モノテルペンアルコール類
酸化物類
ケトン類
フェノールメチルエーテル類
セスキテルペン炭化水素類(—)
鎮静作用が得意なグループ
テルペン系アルデヒド類
エステル類
●第3章 自律神経の不調を整える精油選びとレシピ
精油を「処方」する前に
副交感神経亢進で起こる不調
1冷え、むくみ
2だるい、やる気が出ない、疲れやすい
3偏頭痛や気象病による不調
4アレルギーによるかゆみや炎症のケア
5咳や喘息など呼吸器系のトラブル
6下痢などの消化器系の不調
交感神経系が過剰で起こる不調
1冷え、むくみ
2便秘、消化不良、胃痛などの消化器系の不調
3肩こり、頭痛
4高血圧、緊張による動悸、頻脈
5イライラ
6不眠、睡眠の質の低下
7疲労、疲れやすい
8時差ぼけ、夜勤などによる体内時計の不調
自律神経の乱れ(バランス調整)
●第4章 ホルモン系、免疫系の不調を整える精油選びとレシピ
ホルモン系の不調
1PMS
2生理痛、月経困難症
3生理時の不快な匂い(デオドラント)
4更年期の症状
5無月経、揮発性月経、若年性更年期(40歳以下)
6慢性疲労
7不眠、睡眠の質の低下
免疫系の不調
免疫のしくみ〜免疫は、外敵と戦う防衛軍〜
自律神経と免疫
1風邪・インフルエンザの予防
2花粉症(アレルギー、かゆみ)
3風邪の諸症状(鼻づまり、のどの痛み、咳など)
●第5章 神経系意外にも効果的な芳香成分
皮膚バリアの基礎知識
皮膚バリアの低下を防ぐアロマセラピー
毎日の肌のケア
肌のバリア機能低下で起こる肌トラブル
1かゆみ、アトピー肌、乾燥肌
2湿疹、じんましん、アレルギーの肌トラブル
3内出血のあざ、傷跡の治りが遅い
●第6章 30種類の精油の特徴と働き
精油の表の見方
1イランイラン
2オレンジ・スィート
3カモマイル・ローマン
4クラリセージ
5クローブ
6サイプレス
7シナモン・カッシア
8ジュニパー
9ジンジャー
10ゼラニウム
11ティートゥリー
12ネロリ
13バジル(スィート・バジル)
14プチグレン
15ブラックスプルース
16フランキンセンス
17ペパーミント
18ヘリクリサム(イモーテル)
19ホーウッド
20マジョラム(スィート・マジョラム)
21マンダリン
22ユーカリ・ラディアタ
23ユーカリ・レモン
24ラヴィンツァラ
25ラベンダー・アングスティフォリア
26レモン
27レモングラス
28ローズ(ローズ・オットー)
29ローズマリー
30ローレル
禁忌について
●おわりに 心と体に自然の力を
参考文献
症状別索引
●コラム
最新の自律神経理論「ポリヴェーガル理論(多重迷走神経説)」
植物の進化と植物成分
ケモタイプについて
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