今春、「セラピスト本誌」が創刊20周年を迎えます。これも多くの関係者の皆様、そして読者の皆様のおかげと、ひとえに感謝申し上げます。
20年前、整体師やエステティシャンなど、身体に触れることでコリをほぐしたり、美を提供するお仕事は、多くの方が知っていましたが、セラピストという職業は、日本ではほとんど認知されていませんでした。
本誌創刊から3〜4年が経った頃でさえ、「セラピストって何をするの?」「エステティシャンと、どう違うの?」と聞かれることが多々ありました。それが今では、双方のスキルを習得し、美と癒しのメニューを提供する人も増えています。
それでもやはり、セラピストとエステティシャンとでは、異なる点があります。
現在発売中の「セラピスト4月号」では、マッサージセラピストの國分利江子さんによる連載企画、「筋解剖学レッスン」第5回目の記事を掲載しています。
今号のテーマは「脂肪」です。
「脂肪といえば、エステティックの領域! 小顔フェイシャルや痩身トリートメントで脂肪を絞り出して……と思いがちですよね。でも、ボディの施術のプロである、マッサージセラピストの取り組みは、エステティシャンとは異なります!」
こう語る國分さんは、筋骨格系へのアプローチを行っているのです。
「セラピスト4月号」では、脂肪が増加することで肩こり、首こり、腰痛、膝痛へと発展するメカニズムを解説しつつ、脂肪を溶かすオイルトリートメントの手技を紹介しています。
「スキンローリング」というこのスキル、必見ですよ!
編集部I