こんにちは、編集部Tです。
今日から12月! 2021年も佳境を迎えつつありますが、朝晩(だけじゃなく日中も)冷え込みが厳しくなってまいりました。編集部でも週始まりの朝などはなかなか室内が温まらなくて、手先足先がじんと冷えてしまいます。
そんなこの時期深刻な「冷え」対策として気になるのが、「温活」です。セラピストさんでも意識的に温活している方は多いと思いますが、本誌最新号でも管理栄養士・川上えりさんの連載『セラピストのためのプラスの栄養学』にて「未病を払う“温活”で、心身を整える」をテーマにお送りしています。
温活が必要となってくる「低体温」の方の基準は、35.3〜36.5℃。これ、ちょっと驚きませんか?(私はめちゃめちゃ驚きました!) 36.5℃って結構体温高めの人のように思いがちですが、それでもギリギリまだ低体温ラインなのですね‥‥。そんな私は35.8℃が基本、完全に冷え切ってます。。。
ちなみに冷え性と低体温は、一見似ていて非なるもの。
「『冷え性』は手足の末端が冷たく身体の中心は比較的温かいです。寒い冬は手
足が冷たいですが、夏の暑い日でも手足が冷えていたり、湯上がりでもすぐに冷たくなります。『低体温』は身体の中心部が冷えることです。平熱が35.0℃台以下の人は、低体温。症状の出方は違いますが、原因はそのほとんどが同じです。筋肉量の減少や血流が悪くなっていること、身体を冷やす飲み物や食べ物を取り過ぎていること、入浴はシャワーだけで済ませていること、過度のストレスや生活習慣
の乱れなどから起こる自律神経の乱れなどです」(川上えりさん)
本誌で紹介している「温活食材」の1つが、くるみです。ヘルシースナックとして間食にナッツ類を摂っている方も多いですが、なかでもくるみは自律神経の調整に役立つ便利食材なのです。
「良質な脂質、食物繊維やタンパク質、ミネラル、中でもポリフェノールが豊富で抗酸化作用も期待されています。その他にくるみを食べることで血中のメラトニンが増加します。これはくるみに含まれるトリプトファン(タンパク質の一種)が大きく関与します。トリプトファンはメラトニンとセロトニンの前駆体でこのバランスが整うことで自律神経も整います。くるみは腎を整えながら抗酸化や自律神経のバランスもとってくれます」(川上さん)
本誌では他にも温活に役立つ食材、情報、レシピが満載なので、そろそろ冷えが気になってきたという方はチェックしてみてください。「冷えは万病の元」と言われる通り、セラピストが対峙する未病の数々も、この冷えから来るものが多くあります。クライアントへのアドバイスに、栄養学の知識もぜひ取り入れてみてはいかがでしょうか。(そして何より、みなさん温かくしてお過ごしくださいね!!!)