こんにちは。編集部のMBです。
愛犬の散歩中に、咲き誇るホトケノザや菜の花をよく見かけるようになりました。春ですね~。皆さんお住まいの地域はいかがでしょうか?
春というとうららかで穏やかなイメージですが、この時期はまだ朝晩の寒暖差が激しく、また花粉のムズムズ、そして年度代わりのざわつきもあり、ストレスを感じている方も多いのではないでしょうか。
私もその一人。謎の“顔面かぶれ”、さらには天気痛で思うように仕事が捗らない日があったりで……かなりストレスを感じています。
「ストレス社会」と言われる現代。職場や学校、家庭、フィジカル等、原因はさまざまですが、多くの人がストレスからくる心身の不調を感じていると言われています。でも、そもそもこの「ストレス」とは、いったい何なのでしょう?
セラピスト4月号の特集「ストレス・コントロールの教科書」では、そんな謎の多いストレスの正体と心身への関わり、そしてストレス・コントロールの方法を医師・医学博士の酒谷薫さんが解説。さらにそれぞれのストレスアのプロフェッショナルが「セラピストができることとは何か—ー」を、実践を踏まえ紹介・考察していきます。
「ストレスは外的刺激であるストレッサーにより引き起こされます。たとえば、痛み、暑さや寒さ、騒音、失職や人間関係の悪化など、さまざまなものが考えられます。さらに、ストレッサーは身体的、メンタル的の2種類に大別することができます。いずれの場合も、まずは脳の前頭前野がストレスを感知します。この前頭前野から海馬→扁桃体→大脳辺縁系→視床下部へとストレスが発生したことによる信号が送られ、心身を守ろうとする指令が視床下部から出されるのです。」(酒谷教授)
多くの臨床経験から、ストレスを感じた場合、自分は何をストレスと感じているかを分析し客観的に知ることも大事だと酒谷教授はい言います。一方で、ストレスには「よいストレス」と「悪いストレス」があり、それは脳(前頭前夜)の受け止め方次第で、それが「ストレスに弱い」「ストレスに強い」といった、いわゆるストレス耐性の違いになるのだそう。さらに酒谷教授の研究では、このストレス耐性は変化させることが可能なことがわかっています。特集内では、そんな興味深い脳科学データも紹介。「よい香り」がストレスを軽減するという酒谷教授の実験結果にも触れています。
現在、脳外科医として診療にもあたっている酒谷教授は、患者を診る際に表情や声のトーン、姿勢にも着目しているそう。セラピストのもとにも、ストレスからくる心と身体の不調を訴えるクライアントが多く訪れていることでしょう。ストレスの正体、脳との関係を理解すれば、ストレス・コントロールがしやすくなるはずです。
ぜひ、ご一読いただけたらと思います!
●Frontline!
・スクールを開く! 仕事が広がる! 顧客満足度も上がる、講師のススメ
・心身の不具合を爪から読み取りアプローチする、爪のリフレクソロジー
・世界最大級のストーンの祭典!「ツーソン・ジェムショー2022」開催
●第1特集
心と身体に働きかける「波動療法」を知る、使う。
●第2特集
心の免疫力を上げる“五感”へのアプローチ
「ストレス・コントロール」の教科書
●特別企画
・プロに教わる「とっておき」!
SNS映えさせる サロンの魅せ方、写し方
・美しくなる「菌活」
菌を活かす、美容に活かす、“発酵ライフ”のススメ
・世界一のセラピスト川上拓人が教える
愛されるセラピストになるためのコミュニケーション術
・繊細さんなセラピストとクライアントのための
“健康的な境界線(バウンダリー)”の引き方
・カウンセリングのプロが明かす 選ばれるセラピストになる“傾聴力”
・「女性が活躍できる社会」を目指して33年
まずは経済力を身につける。それが「女性活躍社会」への第一歩
・今ある仕事を活かして、セラピストになる!
「アロマ」と「フィットネス」の二刀流
・+アイテムでメニュー広がる、効果も上がる!
気づきのカラーセラピー「オーラソーマ」
●連載
・オキシトシンを増やす 香りの奇跡、タッチの魔法。
“セルフタッチ”を使いこなそう!
・セラピストのための“プラスの”栄養学
妊娠・出産の不調を健やかに乗り越える
・知るほどに使いたくなる 和精油の選び方、使い方
ニオイコブシ(タムシバ)の物語り
・“筋解剖学”レッスン
趣味的な働き方から、オイルマッサージのプロへ
・セラピストのための中医学 “人”をどう診るか?
ほか