新型コロナウイルスの影響を受け、サロンの営業スタイルは大きく変化しました。肌に直接触れる「接触セラピー」は、一時、これまでのように営業することが不可能となり、オンラインによるセッションや講座を行うセラピストが増えていきました。こうした事態の中で、サロン休業を余儀なくされた人もいれば、新しい試みを模索し実行する人、それでも「Face to Face」のセラピーが必要であると、施術をし続ける人もいました。
緊急事態宣言が解除され、再びセラピストたちは、その手でクライアントの心に、そして身体に触れ、大きな愛で包む日々を送っています。その過程で育まれた思い、再認識した気持ち、スキルアップした技術、そして新たに生まれたセラピストたちのスタイルを、余すところなくお伝えします。
序章では、全国のセラピストたちが、緊急事態にどのような対策を立て、新しいスタイルを築いてゆくのかをレポートします。
【2020年8月号 掲載】