東京都杉並区⺠ホール『座・⾼円寺２』にて、2月21日（水）に、「第2回 ⽇本⼥性財団 東京プラットフォーム」が開催された（主催：⼀般財団法⼈⽇本⼥性財団）。“⼥性が健康で⽣きやすく、活躍できる社会”をテーマに、医師をはじめ、⾏政、企業、地域に関わる⼈たちが、⼀丸となった場であった。
ハイブリッド開催となった本イベント、会場には100名近くが集まり、YouTube視聴では約250名近くの参加となり盛況を博した。会場外ではファーマライズ薬局によるお薬相談、共催の⼤塚製薬株式会社による健康情報の提⽰、さらに⼀般社団法⼈ハーブブレンドスタイル協会のプロダクト「GARDENS ガーデンズ」ハーブティーの展⽰も⾏われた。
《一般財団法人⽇本⼥性財団》とは
⼥性には特有の健康リスクがあり、⽇本⼥性に関するヘルスリテラシーは、他の先進国に⽐べて低いのが現状。医療現場においても、⼥性たちの困窮した姿が急増し現在も望まない妊娠、中絶、DV、虐待、失業、貧困による栄養失調、⽉経困難症など、⼥性たちの⼤きな負担とリスクが⼤きな社会問題となっている。
そういった女性の抱える問題や悩みに対して、⽀援団体と連携し、包括的に⼥性の⼈⽣を⽀え、⽀援を必要としている⼥性たちの窓⼝となり、適切な専⾨機関、継続的な⽀援につないでいき、社会課題解決に向けて活動するべく、コロナ禍に誕⽣した団体。
当日は、“⼥性のライフステージにおけるホルモンケア”などについて、数⼈の医師、⼤塚製薬株式会社などによる、幅広い情報提供プログラムが実施された。
プログラム紹介
東京都知事・小池百合子氏の挨拶や、代表理事の対⾺ルリ⼦医師によるオープニングリマークスで幕を開けた当イベント。以下の3部構成で、約3時間にわたり貴重な情報交換がなされた。
【第⼀部】女性のライフステージにおけるホルモンケアについて
初めに、下平レディースクリニック院⻑の中島由美⼦医師が、ライフステージにおける⼥性のカラダの変化をスライドと共に解説。⼥性の健康課題をサポートする商品「エクエル」を主とした他商品の説明、および⼥性の健康⽀援の取り組みとして、ライフスタイルに合わせたハーブセレクトについても講演が行われた。
【第⼆部】⼥性の困窮や性被害の⽀援の取り組みについて
「性被害の症例から」を河北総合病院産婦⼈科部⻑三島みさ⼦医師、⾼井理彩医師、「メンタルに問題を抱える妊婦さんの症例から⾒える⼥性のケア」を東京衛⽣アドベンチスト病院産婦⼈科部⻑原澄⼦医師、「産後ケアの視点から〜⺟親⽀援が⼦育て⽀援になる〜」をひだまりクリニック院⻑佐⼭圭⼦医師が。最後に東京都福祉局⼦供・⼦育て⽀援部、杉並区⼦ども家庭部地域⼦育て⽀援課、杉並区杉並保健所保健サービス課より現状と取り組みについての講演があり、より幅広い⼥性の健康課題について各専⾨家から話を伺う貴重な場となった。
【第三部】ディスカッション
「繋がろう、⽀え合おう、プラットフォームで！」をテーマに、登壇講師、会場参加者によるディスカッションの場となった。会場内からは、多種の健康課題について“現場の声”が多数あがっていた。各団体がつながり、確実に⽀え合える場作りに一役買っていた。地域でつながるプラットフォームの構築には、こうした各団体の⽀援が改めて必要であると再認識させられた。
代表理事の対⾺ルリ⼦医師は、最後に「顔が⾒える環境が⼤切」と述べていた。各団体が⼿をつなぎ、困窮している⼥性の相談から⾃⽴まで各団体が連携し包括的な⽀援が必要であることが再認識され、今後の活動にも大きな刺激と可能性を示す有意義な会となった。
また、今回⽀援団体としてハーブティー紹介および登壇した、⼀般社団法⼈ハーブブレンドスタイル協会代表理事の飯⽥智⼦氏は、「忙しい毎日を過ごす女性にこそ、自身を振り返り、心身の変化に気づく時間が大切。そのサポートとして、ハーブティー習慣の提案とお手伝いをしています。1人で悩みを抱える女性達に、優しく寄り添うハーブの力をもっと知っていただきたいですね」と語った。
植物の力や自然療法は、現代女性のサポートにとってもまだまだ多くの可能性を秘めている。必要な方に向けてより広く発信していくことで、今後の社会の在り方とセラピー業界の新たな関係にも期待ができそうだ。
『第２回 ⽇本⼥性財団 東京プラットフォーム』
■主催／⼀般財団法⼈⽇本⼥性財団
■共催／⼤塚製薬株式会社ニュートラシューティカルズ事業部
■後援／東京都・杉並区・東京産婦⼈科医会・東京助産師会
■取材協力／⼀般社団法⼈ハーブブレンドスタイル協会
