11月6日に、社団法人日本アロマ環境協会が主催する、第25回アロマテラピー検定が開催されました。
毎年5月と11月に、全国各地で実施しているアロマテラピー検定。
今回の受験者数は2万人を超え、過去最大となったそうです。
協会では、さらに上位の資格も設けていますが、最近、その有資格者に話を伺う機会がありました。
すると、皆さん一様に「資格を取ったらそこで満足せずに、どんなに小さなことでもいいから活動しはじめることが大切だ」と言います。
とくに仕事をしていたり、家庭を持つ主婦の方たちほど最初の一歩が踏み出しにくく、より切実にその思いを強く感じているようです。
ある人は、ママ友達を対象にしたアロマクラフト教室。
ある人は、会社のOLを対象にしたセルフケア講座。
またある人は、学校のイベントにブースを出展。
こうして、はじめの一歩を踏み出した人たちが、共通して持つ思いがあります。
「今までは人に何かを教えることなどなかったけれど、思い切って活動しはじめてみることで、さまざまな気づきと発見があった!」
「それまで、仕事や家事に時間を費やし、なかなか新しいことにチャレンジ出来なかったけれど、二足の草鞋を履いてみたら相乗効果で両方ともうまくいった!」
「活き活きと活動する姿を見て、家族が応援してくれるようになった!!」
セラピーには、学び方や学んだ知識を活かす方法が、さまざまあります。
その道一本に絞り、セラピストという生き方を本格的に極めていくのも一つの方法。
でも、一方で、仕事や子育てをしながら二足の草鞋を履くセラピストたちは、活動の幅が多岐に渡ります。
そのため、普段あまりセラピーに接することがない人たちが、セラピーと出合う機会を得るための貴重な存在になっているのです。
セラピーを学んで、資格を取得した人たちが、一歩踏み出す前に心に去来する不安な気持ち。
それは、一体どんな未来が待っているのかということ……。
そうした不安や悩みを解消するために、そして一歩踏み出そうとしている皆さんの背中を押してあげることができるように、今後も雑誌や書籍、そしてこのWEBサイトを通して、有益な情報をお届けしたいと思っています。
セラピスト編集部*稲村*