オーガニックからフェムケアまで健康博覧会2025レポート

はじめまして。この春、新たに編集部へ入りましたOです。原因のいまひとつはっきりしない不調を、整体や漢方、ヨガなどで改善し快適に過ごせるようになった経験から、セラピーが大好きな40代女性です。
「ソフト（心）を整えるにはハード（身体）から」をモットーに、寝る前のヨガや瞑想を習慣にしています。
これから皆様のお役に立てる情報発信をしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。

さて、徐々に春めいてきた季節。2月26日〜28日に東京ビッグサイトで開催された「健康博覧会2025」へ行ってきました。健康分野のビジネストレードショーとして43年の開催実績を誇るとあって、注目されていたセラピストさんも多かったのではないでしょうか。

ゾーニングは「オーガニック&ナチュラルEXPO」「フェムテック&メンテックEXPO」「ビューティ&ウェルネスEXPO」「健康食品&サプリメントEXPO」「ボディ&マインドリカバリーEXPO」の5つ。今回は前半の3つを中心にまわってみました。

まずは「オーガニック&ナチュラルEXPO」でひときわ盛況を博していたベジプロジェクトジャパンさんへ。ヴィーガン&プラントベースの食品が12店、軒を連ねて出展されていました。10年前からCBDの事業を行っているHealthy TOKYOさんなど意識の高い出展社が集まって試食なども行われており、常に人の絶えない賑わいでした。

「オーガニック&ナチュラルEXPO」に出展の健康フーズさんは、自然食品の卸しとサプリメントの受託製造をされています。
添加物を一切使用しない高カカオチョコレートは、乳化剤を使用しないため手で混ぜるのだそうです。無添加である分、手間がかかっていることを考えると、物価高騰の昨今に良心的な価格設定ではないでしょうか。

「フェムテック&メンテックEXPO」のシーボンさんでは、肌診断をしていただき、マッチするサンプルとフェイシャル施術をご案内いただきました。
診断していただいたところ、アトピー体質で花粉の飛散時期とあって、私の肌は「磨耗」が見られるとのこと。皮膚が薄いため、日光などの環境因子や化粧品など、外からの刺激に敏感でピリピリ感じたりしやすいとも。

アトピー持ちの「フェイシャル施術を受けたいけれど、肌に合わなかったら怖い」気持ちにも寄り添ってくださり、カウンセリングで一人ひとりの肌状態に合わせた製品で施術もしてくださるとのことで、安心してトライできそうです。
なお、フェイシャル施術は化粧品購入のポイントで受けられるのだそうです。

メニコンさんのブースは、「コンタクトのメニコンさん……だよね？」と（いい意味で）二度見してしまいました。「フェムテック&メンテック」ゾーンへの出展ということで、「あのメニコンさんが!?」と気になってお邪魔しました。
すでにメニコン店舗にて展開されている精油「kagural」シリーズに加え、初お披露目となるフェムケア製品「LunaMavie」を出展されていました。

「メニコンさんが、なぜ新規事業としてフェムケア分野へ参入されたのか？」と率直な疑問をおうかがいしたところ、まずはコンタクトレンズのお客様も7割は女性であること。女性の方々へ「見ること＝視覚」だけでなく、五感を豊かにしてほしいという思い。そして目は粘膜であることから、メニコンさんがアイケアで培ってきた研究開発のノウハウをデリケートゾーンケアにも生かせるといった理由で、新事業としてフェムケアを展開されているそうです。精油はメニコン実店舗での取扱い、フェムケアグッズはECで展開されています。

「ビューティ&ウェルネスEXPO」で目を引くのは、インナービューティ市場の先駆者であるプロラボホールディングスさん。学術エビデンスや安全性を重視された商品開発で、身体の内側から健康寿命の延伸に貢献しています。今回はマシンや結合水などを出展されており、体内の水分を微細化し結合させることで血液の流れをよくし、睡眠の質やむくみ、冷えの改善を図ります。「睡眠革命」を掲げ、睡眠美容事業を提唱していました。
印象的な真紅で彩られたブースは、オーガニックビューティさん。ローズドビオの取扱店を募集されていました。嬉しいのは、製品の取扱いだけでなく。サロン経営のノウハウやアドバイスも受けられること。エステを含めサロン経営の豊富な責任者の方から、製品のお客様へのお勧めの仕方なども助言いただけます。商品陳列のパターンが展示されていて、自分のサロンで導入する場合もイメージしやすいと感じました。

最後にお邪魔したのは、「フットヘルスアワードゾーン」に出展していたフットケアの下北沢病院さんのブース。下北沢病院は日本で初めて開業された足の専門総合病院。足の異常をきっかけに糖尿病が判明するなど、足から内臓疾患がわかることがあることから、足の健康に特化することで全身の健康を支えることを目指した病院です。
院長は皮膚科医で、他にも整形外科医、糖尿内科医など、足の健康のスペシャリストが揃っています。私にも高齢や糖尿病の親族がいるため、フットケアの重要性や歩くことと健康の関連性など、課題を身近に感じられました。
健康寿命を考えたときに歩けること、歩き続けられることはとても大切です。そこで、足の健康に関する知識を身につけ、足から始める健康意識を広げるために、日本ウォーキング協会とともに「足のトリセツ検定」を実施しています。