一般社団法人筋整流法協会は、「第38期 腱引き療法 腱引き師育成集中講座」を、2025年5月19日(月)~7月9日(水)に開催する。
腱引きとは、マッサージや整体とは異なり、筋肉を押すのではなく、腱を引く技術。ピンと張られている腱を指先で引っかけるようにして弾き、刺激を与えるとともに、正しい位置に戻す。
この時、筋肉を揉まないことがポイントだ。なぜなら筋肉は揉まれると、外れている腱を外へ外へと押し出したり、さらに強くねじれてしまったりすることがあるからだ。
腱引きは「東洋医学」の技術のひとつだ。柔術者が、鍛錬中の当身、関節技などで痛めた筋肉や腱(筋)を復帰するために考案された。古来からの施術方法に、最新の生理学・解剖学・発生学など医学的な根拠に基づき加えられた技術で成り立っている。
西洋医学やカイロプラクティックでは、関節が痛い場合にレントゲンを撮るが、写るのは骨格だけ。肝心の筋肉や腱のねじれはレントゲンには写らない。しかし骨と骨は、筋肉と腱がつないで形作っている。
よって本来は腱へのアプローチが根本的な痛みの解決となるのだ。
腱引きでは、この腱という根本的な原因にアプローチするため、「一撃改善」する例が多く見られる。治りすぎるがあまり、近隣に患者がいなくなって衰退してしまったというほど即効性のある技術なのだ。
筋整流法は、この腱引きの技を理論的に解明し、筋肉、腱(筋)を調整することにより、快適な体調へと導く施術法だ。
改善事例はさまざまあるが、わずか2、3分とあまりの短時間の施術で、あっという間にぎっくり腰などの症状が改善するケースもあるという。
また筋肉・腱・筋膜・腱膜をコントロールして小顔にしたり、下腹を引き締めたりと、美容効果にも実績がある。
5月より開催される本講座は、筋整流法協会代表の小口昭宣氏による1カ月半の集中講座で、このスキルを身につけることで独立開業も目指せる。
なお、まとまった休みが取れず期間中、継続して参加できない場合には、セパレート受講も可能。ただし腱引き師育成基金の補助の対象外となる。
現在筋整流法門下には、大学研究室、医師や理学療法士、柔道整復師や鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師、整体師など、幅広い施術家らがいる。
さらに2025年4月より、女性腱引き師の「女性の身体ケア」の資格付与が始まった。生理痛・不妊・子宮脱など、女性を取り巻く悩みを解決するため、女性専科の施術方法を学ぶことができる。
【講座概要】
■実施会場:筋整流法協会研修所(2F)
■募集人数:12名(最少催行人員4名)
■実施日程:令和7年5月19日(月)~7月9日(水)
■最終締切:令和7年4月22日(火)
■受講時間:202 時間(認定試験時間含む)
■受講料:1,550,000円 (税込)
※入会金、テキスト代、授業料、資格認定料、道場開設登録料、 昼食代含む
●特典
・筋整流法腱引き師資格取得までのフォローアップ研修費無料
・筋整流法公認腱引き師資格取得後の各伝承会参加受講料無料
●受講料に含まれないもの
宿泊費、交通費、朝食代、夕食代