アートセラピーの一種、「風景構成法」は、箱庭療法の平面版とも言えるもので、精神科医の中井久夫氏が編み出して以来、45年の歴史を持っています。
山や川、道、動物、人など11のモチーフを順番に描いて風景を構成し、色を塗ったあと、どのモチーフがどの位置に、どんな形で描いたのかなどをチェックしながら、心象風景を読み解いていくものます。
さまざまな悩みを抱えたクライアントが描いた絵の分析を通して、その奥深い世界をのぞいてみましょう。
アートセラピスト養成スクール「オーロラ」の加藤るり子さんが解説します。
【2016年2月号掲載】