新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言が解除されてから、ひと月半が経ちました。この一週間で再び感染者数が増えつつありますが、経済を活性化させて新型コロナと共生することは必須と言えます。
現在発売中の「セラピスト8月号」では、「オンライン活用から、新メニュー創造まで。サロン緊急事態に生まれた、新しいセラピスト・スタイル」を特集しています。ここでは、その内容を紹介します。
新型コロナウイルスの影響を受け、サロンの営業スタイルは大きく変化しました。肌に直接触れる「接触セラピー」は、一時、これまでのように営業することが不可能となり、オンラインによるセッションや講座を行うセラピストが増えていきました。こうした事態の中で、サロン休業を余儀なくされた人もいれば、新しい試みを模索し実行する人、それでも「Face to Face」のセラピーが必要であると、施術をし続ける人もいました。緊急事態宣言が解除され、再びセラピストたちは、その手でクライアントの心に、そして身体に触れ、大きな愛で包む日々を送っています。その過程で育まれた思い、再認識した気持ち、スキルアップした技術、そして新たに生まれたセラピストたちのスタイルを、余すところなくお伝えします。
Introduction「はじめよう! 新しいサロン・スタイルを。」
全国のセラピストたちは緊急事態に、どのような対策を立て、新しいスタイルを築いてゆくのでしょうか?
Part1「緊急事態にスキルを磨き、結果につなげたセラピスト」
①オンライン活用で、顧客満足度を向上できる!
感染症対策として「接触」「対面」の自粛が求められるなか、いち早くオンラインツールを駆使し積極的に動き出したセラピストもいます。ともに〝スターコーチ〟として活躍するサロン&スクール・エフェクティブタッチ代表の小澤智子さんと、アロマセラピーサロン フルムーンライツを主宰する磯部百香さん。この自粛下に活動の幅をさらに広げたお2人にオンラインの活用方法について伺いました。
②オンラインツールの性能比較
今やオンライン関連ツールは、さまざまな企業から提供されています。各ツールの機能、特徴を踏まえて、自分の目的に最適なものを選びましょう。
③今こそインプットを! スキルアップ・トレーニング
ステイホームの期間中、自分にできることを模索したセラピストも多かったのではないでしょうか。プライベートサロンで深部リンパマッサージを行う和泉陽子さんは、専門書やDVDを利用し、自身が身につけた知識と技術を一段深めました。これからのお客さまのために磨いたスキルと、セルフレッスンの方法について紹介します。
Part2「“アフターコロナ”に向けて サロン継続と繁盛への提案」
①非接触セッション「フラワーエッセンス」を新メニューにしよう!
緊急事態宣言が解除され、サロンの営業が再開された今、サロンを継続し繁盛へと導くためには、どうすれば良いでしょうか? ここでは、宣言中であったとしても、サロンを続けることができる、ボディワーカーにオススメの非接触セッションを紹介します。一つ目は、フラワーエッセンスです。
②“音の癒し”音叉療法を ボディワークに統合しよう!
クライアントに直接触れずに施術できる非接触セラピーは、ボディワークと統合することで、新たなメニューになります。五感療法の第一人者、佐藤マイアさんが、心身疲労の元となる、乱れた音の周波数を調整する「音叉療法」を紹介します。
③「緊急対応コース」を考案!! 衛生管理を徹底して、接触セラピーを!
緊急事態宣言下でもお客さまのための最善の方法を模索し、ソーシャルディスタンスと衛生環境に配慮したコースを設け、必要とする方への施術を行ってきた山内さん。オンラインサポートの重要性を実感するなかで、タッチングが求められた理由、そしてサロンでのこだわりの衛生管理についてお話を伺いました。
④半年〜1年先を見据え、“サロン変革”への第一歩を踏み出そう!
エステティックサロンを経営する服部恵さんは、コロナ禍に数多くのエステティシャンから「サロン運営」の悩み相談を受けたと言います。資金工面の方法から売り上げ確保のアイディアまで、これまでのサロンの概念を変え、変革を起こすための方法を伺います。
Part3「香山リカ×浮世満理子対談」
①コロナ禍における心のケアと新しいビジネスの作り方
特集の最後は、心のケアのスペシャリスト、精神科医・香山リカさんと、心理カウンセラー・浮世満理子さんによる対談です。コロナ禍に出会ったクライアントへの接し方から、これからのセラピストに望むこと、さらには新しいビジネススタイルの作り方まで、語り合います。
編集部I