「共に学び、共に成長し、共に輝く」を理念とし、日本一の顧客満足サロンやグランプリエステティシャンを決める「エステティックグランプリ」。
2010年より毎年開催し、今年4回目を迎える大会の全国予選が、現在行われています。
全国予選とは、一般消費者の中から選ばれた覆面モニターが、全エントリーサロンに3度来店し、評価シートを元に各サロンの顧客満足度を評価するもので、1回につき200点満点、3回の調査合計600点満点の評価で、サロンの「おもてなしレベル」を評価します。
今年エントリーしたサロンの数は、724サロン。
第1回目からのエントリー数の推移は、255→439→549→724となっています。
年々その数が増えている理由は、エントリーすることで得られるメリットが多岐に渡るため。
エントリーサロンの声を聞いてみると、
「細かいお客さまの声が勉強になる」
「改めてお店中を見直す、良いきっかけになった」
「スタッフ全員から意見が出るようになった」
「お客さま目線で考えることの大切さを再認識した」
などなど。
エントリーサロンの数だけ、そのメリットがあると言えるでしょう。
つまり、エントリーすることにより、サロンの「おもてなしレベル」が向上しているのです。
この、「エントリーサロン数が増えているだけでなく、エントリーしたサロンのおもてなしレベルも上がっている」証拠に、第4回大会の全国予選はハイレベルで争われています。
現在3回の覆面調査のうち、2回目の結果が発表されていますが、何と2回連続満点の評価を受けたサロンが、10サロンもあるのです。
大会に臨むにあたり、多くのサロンが前年度の大会を観戦しています。
そこで得られるのは、
「モチベーション」「憧れ」「感動」「ライバル意識」「向上心」「将来へのビジョン」
など、これまた様々あります。
さらに全国各地で行われている「地域勉強会」によって、サロンの「おもてなしレベル」や業績は益々上がっていっているようです。
こうした地道な取り組みが、エステティックサロン全体の底上げに繋がり、今大会予選のハイレベルな得点に表れているのでしょう。
「自ら進んで積極的に!」
「上司に連れられて渋々と……」
など、エスグラに関わる理由も本当にさまざまです。
「興味はあるけれど、会社の方針で関わることが出来ない……」
という人も、当然いるでしょう(それが方針であるならば、当然です)。
でも、第1回大会からエスグラを追い続けてきてハッキリ言えることは、確実に成長しているサロンやエステティシャンがいるという事実があります。
そして、身の丈が数センチ伸びてしまったのでは?と思うぐらい、自信に満ちあふれ、堂々とエステティックを語り、楽しみ、実践している人が増えているのです(正直、そんな人たちを、たくさん見てきました)。
参加する理由は、実は大した問題ではないのかもしれません。
関わることで、どう変わり、何が得られるか?
この、とてもシンプルで案外、見落としがちな点にフォーカスすると、大会に参加する意義がハッキリとしてきます。
毎年4月になると、横浜に集うエステティシャンたち。
その観客席に座るエステティシャンの胸の鼓動は、やがて大きな波紋となって全国へと広がってゆくことでしょう。
稲村