こんにちは~。
セラピスト編集部のHです。
今日は入稿日!
雨で寒いので、あったかいスンドゥブ食べましたー。
さてさて、6月7日に、
『美しくなるフードセラピーvol.6』が
発売になりました。
毎度、いろんなネタを仕入れ、ほんとうに勉強になるのですが、
今回はかねてより気になっていた
「オーソモレキュラー療法(分子整合栄養医学)」を行う、
新宿溝口クリニックの溝口徹院長に、
インタビューをさせていただきました。
この栄養療法は、
「車には、軽自動車やスポーツカー、トラックなど
いろいろな車種があり、
燃費もそれぞれ違うように、
人も体格も違えば、必要な栄養量が違う」
という考えに基づき、
血液検査などをしっかりと行って、
その人に必要な栄養量を補充するというもの(ときに何十倍も多い!)。
肥満などの生活習慣病、疲れやすさなどのほか、
メンタルトラブルなども改善できるとあって、
「食べることは、生きること」という言葉は、
まさにそのとおりだな~と思わされます。
(実際に新宿溝口クリニックには精神科もあります)
取材記事では、
①不安
②発達障害
③不妊
というテーマを設け、
それに対するオーソモレキュラー療法の処方を教えていただいたのですが、
中でも面白いと思ったのが、
「血液脳関門」のしくみでした (下のイラストは、フードセラピーvol.6より)。
「血液脳関門」とはその名のとおり、
脳の関所となる存在で、
繊細かつ高度な脳が、
有害な物質で痛めつけられないよう、
分子の大きいものなどをはじく働きをしてくれます。
でも、逆にメンタルが落ち込んでいたりするとき、
それを改善する物質さえも弾くことがあるそうです。
例えば、GABA。
チョコレートにも入っているGABAは、
“心を落ち着かせる効果がある”と言われていますが、
実際のところ、
「GABAは血液脳関門を通過しない」そう。
「GABAは、外(内服)から入ることはなく、脳内でつくられる」と溝口先生。
じゃあGABA入りチョコの存在って…?と思うでしょうが、それはとりあえず置いておきましょう。
GABAは、血液脳関門を通過しない。
ということは、脳にとってGABAは、「あんた、大丈夫なヒトなわけ?」と信頼していないともとれます。
でも必要ではあるので、脳内で作って、使っていたりする。
覚せい剤もそうだと思いますが、つまりは、
「適切な量ならいいけど、外からたくさん入ったら、大変なことになっちゃう!」…という脳の防衛反応なのでしょう。
ストレスが出てきたら、脳は勝手にGABAをつくるので、外からたくさん入れる必要はないよと。
そう、タイミング。
鳥のヒナが生まれるとき、
卵の「中」のヒナと、「外」の親が同時に卵をつつくことで、
無事にヒナが生まれるという「啐啄同時(そったくどうじ)」の話があるように、
身体は必要なものを、必要なときに、生み出される。
強引に結果を求めるのではなく、人事を尽くして天命を待つ。
栄養素の代謝から教わる、人生の送り方…みたいなことを感じました(疲れているので、妄想が広がるのです)。
だからちゃんとごはんは食べようね!ということなのですが。
そして、血液脳関門をスルスルっと通過する「精油」の力も改めて感じました。
というわけで、オーソモレキュラー療法の記事が掲載されている、
『美しくなるフードセラピーvol.6』、よろしければ手にとってくださいませ。
「夢の内容で、ビタミンB不足が分かる」といった驚きのネタもご紹介してます!
ではではまた~。