「GABA」と「血液脳関門」に教わる、人生の送り方

投稿日:2018年6月15日

こんにちは~。

セラピスト編集部のHです。

今日は入稿日!

雨で寒いので、あったかいスンドゥブ食べましたー。

 

さてさて、6月7日に、

『美しくなるフードセラピーvol.6』が

発売になりました。

 

毎度、いろんなネタを仕入れ、ほんとうに勉強になるのですが、

今回はかねてより気になっていた

「オーソモレキュラー療法(分子整合栄養医学)」を行う、

新宿溝口クリニックの溝口徹院長に、

インタビューをさせていただきました。

この栄養療法は、

「車には、軽自動車やスポーツカー、トラックなど

いろいろな車種があり、

燃費もそれぞれ違うように、

人も体格も違えば、必要な栄養量が違う」

という考えに基づき、

血液検査などをしっかりと行って、

その人に必要な栄養量を補充するというもの(ときに何十倍も多い!)。

 

肥満などの生活習慣病、疲れやすさなどのほか、

メンタルトラブルなども改善できるとあって、

「食べることは、生きること」という言葉は、

まさにそのとおりだな~と思わされます。

(実際に新宿溝口クリニックには精神科もあります)

 

取材記事では、

①不安

②発達障害

③不妊

というテーマを設け、

それに対するオーソモレキュラー療法の処方を教えていただいたのですが、

中でも面白いと思ったのが、

「血液脳関門」のしくみでした (下のイラストは、フードセラピーvol.6より)。

 

「血液脳関門」とはその名のとおり、

脳の関所となる存在で、

繊細かつ高度な脳が、

有害な物質で痛めつけられないよう、

分子の大きいものなどをはじく働きをしてくれます。

 

でも、逆にメンタルが落ち込んでいたりするとき、

それを改善する物質さえも弾くことがあるそうです。

 

例えば、GABA。

チョコレートにも入っているGABAは、

“心を落ち着かせる効果がある”と言われていますが、

実際のところ、

「GABAは血液脳関門を通過しない」そう。

「GABAは、外(内服)から入ることはなく、脳内でつくられる」と溝口先生。

 

じゃあGABA入りチョコの存在って…?と思うでしょうが、それはとりあえず置いておきましょう。

 

GABAは、血液脳関門を通過しない。

ということは、脳にとってGABAは、「あんた、大丈夫なヒトなわけ?」と信頼していないともとれます。

でも必要ではあるので、脳内で作って、使っていたりする。

 

覚せい剤もそうだと思いますが、つまりは、

「適切な量ならいいけど、外からたくさん入ったら、大変なことになっちゃう!」…という脳の防衛反応なのでしょう。

ストレスが出てきたら、脳は勝手にGABAをつくるので、外からたくさん入れる必要はないよと。

 

そう、タイミング。

 

鳥のヒナが生まれるとき、

卵の「中」のヒナと、「外」の親が同時に卵をつつくことで、

無事にヒナが生まれるという「啐啄同時(そったくどうじ)」の話があるように、

身体は必要なものを、必要なときに、生み出される。

強引に結果を求めるのではなく、人事を尽くして天命を待つ。

栄養素の代謝から教わる、人生の送り方…みたいなことを感じました(疲れているので、妄想が広がるのです)。

だからちゃんとごはんは食べようね!ということなのですが。

 

そして、血液脳関門をスルスルっと通過する「精油」の力も改めて感じました。

 

というわけで、オーソモレキュラー療法の記事が掲載されている、

『美しくなるフードセラピーvol.6』、よろしければ手にとってくださいませ。

 

「夢の内容で、ビタミンB不足が分かる」といった驚きのネタもご紹介してます!

 

ではではまた~。

 

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