被災時、非常・緊急事態に役立つセラピーの知恵〜水を飲む、手をパラパラ、やさしくタッチ、アロマを使うなど〜

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西日本の豪雨で被災された皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。

連日のニュースを見ていて、胸が痛いです。

すでに現地でボランティアをなさっているセラピストさんもいらっしゃると思います。猛暑が続いておりますので、どうか皆さま、ご自愛ください。

本当に、それどころではないと思いますが、こんなとき、少しでも役に立ちそうなセラピーメソッドについて、シェアします。

 

(1)水を飲む

脳と神経系のネットワークのためには、お茶よりも、水が良いと言われています。なので、お茶か水かを選べるのであれば、お水がいいかもしれません。

さらに、ひと口ずつ、口に含みながら飲むと良いとも言われています(ブレインジムのPACEより)。

 

(2)ピアノの鍵盤を弾くように、手をパラパラとさせる(力を抜いて)

緊張が続くと、より疲れると思います。こんな状況では特に。そんなとき、 身体の末梢の神経が活性されると、身体の芯の緊張がほどけやすくなります。

リラックスしたいときに、上記のように、手をパラパラさせてみてください(いとうしんすけ先生のトラウマセラピーより)。

 

(3)タッチケアをする

人にやさしく触れられると、心と身体がほっとします。

タッチング研究の山口創先生が監修し、セラピストの中川れい子さんがつくった タッチケアの冊子がこちらからダウンロードできます。適切なタッチの方法がわかりやすく、やさしく書いてあります。

http://www.touchcaresupport.com/guidebook.html

子どもにも、お年寄りにも、どんな人にも、効果があると思います。

 

(4)ペパーミントまたはハッカの精油(エッセンシャルオイル)

手に入るまでにはまだ時間がかかるかもしれないのですが、 これからの匂い対策、暑さ対策には、 ペパーミント(またはハッカ)の精油が役立つと思います。 少量を水に入れてスプレーするだけで、涼しい感じが味えると思います。

抗菌にはティートリー、害虫にはクローブ、リラックスにラベンダー、呼吸をラクにするためにユーカリ。ヒバやスギ、柚子、モミなどの日本産精油も。香りを嗅ぐほか、ジェルやオイルに希釈して塗布しても良いです。

(* 皮膚刺激が強いので、つけ過ぎ注意。顔にはつけないでください)

(* 食べものではないので、絶対に飲用したりしないでください)

(* 「アロマオイル」と書かれている商品は、合成の香料なので、使用しないこと)

 

被害に遭われた方の捜索が続いていますが、 一刻もはやく救出されますことを願っています。

 

そして、東京など東日本に住んでいる私たちも人ごとではなく、 いざというときに役立つグッズや知恵として、 アロマやセラピーメソッドなどをいくつか用意しておくといいのではと、今回、とても思いました。

自然療法が、日常だけではなく、非常時や心身が苦しいときにこそ役立つように。その準備を、私自身もしておこうと感じました。

 

セラピスト編集部 H

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