こんにちは。編集部のMBです。
先日会社の健康診断があり、結果、1年で3kgの増量。前年は1年で2.5kgの増量だったので、2年で5.5kgの大増量ということが判明しました。ジャケットの腕ぐりがきついです。“40代中年太り”の最悪のパターンですね……。
そして、「だから膝が痛いのか」と、やっと気が付きました。3カ月程前から膝に痛みが走るようになり、病院でレントゲンを撮っても異常なし。先生からは「減量と運動、自己マッサージ」を薦められました。運動しろといわれても、痛いものは痛いので、まずは自己マッサージを行うことに。
そこで取りいだしたるは、「水目桜」の精油。炎症や痛みケアの救世主です。
セラピスト読者の皆様では香りをご存知の方も多いかと思いますが、これ、あのサロンパスの匂いそのもの。それもそのはず、水目桜の精油の成分は、サロンパスに含まれる有効成分「サリチル酸メチル」が(時として)99%も含まれているのだそう(参考:『日本の森から生まれたアロマ』/世界文化社 稲本正著)。精油は、サロンパスよりもっと強烈な匂いなわけです。昔、山で仕事をする人たちは、痛い部分にこの木の皮を貼って養生していたそうです。
というわけで、水目桜とユズの精油をブレンドしたマッサージオイルで朝晩膝をマッサージしています。ユズの精油で少しは水目桜の匂いが和らぐかとおもいきや、これこそ焼け石に水でした。でも、ユズの精油は鎮痛や血行促進作用が期待できるので、結果オーライですね(昔も今も、柚子風呂で温まり疲れを癒しますもんね、先人の知恵には恐れ入る……)。
さて、この水目桜。別名として「梓」のほかに……、なんと「ヨグソミネバリ(夜糞峰榛)」と呼ばれています。この強い匂いのせいだろうとは思いますが、“夜糞”とはあまりにもひどい名前です。でも、木の名前って、ちゃんと由来があって面白いですよね。ちなみに、「水目桜」は桜ではありません。
セラピスト8月号の「連載 人と自然をつなぐ、日本産精油」では、稲本正さん(日本産天然精油連絡協議会専務理事)がゲストにジャーナリストの野中ともよさんを迎え、そんな木のお話をしながら、森のいのちと人のいのち、日本産精油の関わりを考えてみました。ぜひ、ご覧ください!