こんにちは。編集部のバラールです。
この時季の我が家のお楽しみの1つに、「自家製赤紫蘇ジュース」があります。
ここ数年マイブーム(古い!?)なのが、「身土不二(しんどふじ)」をゆる〜く意識したライフスタイル。
“身”は身体、“土”は土地、環境のことで、”不二”は二つとないこと。つまり「身土不二」とは、身体は生まれ育った風土や環境と切り離せない関係があり、健康に生きるにはその土地のものを育み取り入れるのがよい、という考え方です。
夫がヨーロッパの人ということもあり、もちろん、いろいろな物を頂いていますので、“ゆる~く”実践しているところがポイントです(笑)。というか、だからこそ、身土不二を意識するようになったのかもしれません。毎日食べるもの、飲むもの、特に朝いちばんに口にするものは、身土不二を意識しています。
その一つが、赤紫蘇のジュースです。自分では赤紫蘇を育てていないので八百屋さんで購入しますが、この時季、赤紫蘇がとてもお安く手に入ります。
赤紫蘇は、煮はじめて15分もすると、紫蘇のいい香りとともに紫蘇の葉の赤色が出てきます。すると、赤かった葉が緑になるんですよね。なんかこの変化が“効きそう!”と感じられて好きなんです(笑)。そして我が家では、これに黒砂糖とリンゴ酢を入れます。紫蘇の葉自体には血糖値上昇を押さえる効果が期待できるロズマリン酸や利尿作用のあるカリウムなんかも含まれており、ダイエット効果も期待できるのだとか(信じて飲んでいます……)。
紫蘇の香りは、どこか懐かしく本当に癒されます。ちなみに、この紫蘇の香りには、セロトニンを分泌させる効果があるリモネンが含まれているそう。確かに、なんか幸せ~♥ これこそが身土不二、なのでしょう。
身土不二と言えば、忘れてならないのが、ヒノキやスギ、モミ、アスナロ、黒文字……、といった日本の森から生まれる精油。今、和のアロマが注目を集めています。「セラピスト8月号」では、そんな日本産精油の現状と未来を考察した連載を展開。今号のテーマは「森のいのち、人のいのち -日本産精油とのかかわり-」です。理論ではなく感覚で感じられる「身土不二」日本産精油の魅力と、日本の森が教えてくれることを考えてみました。セラピスト8月号、ぜひご覧下さい!