こんにちは。編集部のMBです。
セラピスト10月号は9月6日発売となります。10月号は、第1特集に「セラピストのための“認知症ケア”の教科書~予防と対応の全ガイド~」、第2特集では「ヒーリングサロンから医療現場までを徹底取材 スピリチュアル療法だから出来ること」、特別企画に「キャリアオイルの選び方、使い方 ~お悩み別植物油ブレンドガイド~」、「結果を出せる HIGUCHI式ヘッドスパ」、「セラピストのためのバウンダリー入門」など、セラピストとしての活動にすぐに実行できるものから、セラピストとしてのライフ設計に役立つ情報まで、今号も盛りだくさんです。
制作過程で印象的だったのが、VR(Virtual Reality=仮想現実)で認知症患者の視点を体験できる「ケアブル」(株式会社ジョリーグッド)というプログラムの体験。
VRとは、その場にいながらあたかも“別の現実”を体験できるシステムのことで、映像やゲーム、ドライビングシュミレーターなど、エンターテインメント分野での活用は周知のとおりだと思いますが、今回の体験取材をとおして、セラピー分野においてこそ、さらなるVRの活用を期待したいと痛感。VRによって認知症高齢者を疑似体験(わずかな部分ですが)したことで、“思い込み”や“相手が感じている恐怖”を知りました。認知症ケアのように“絶対の正解はない”といわれるような現場では、こういった気付きをひとつひとつ積み重ねていくことが大事なのでしょう。大変勉強になりました。実際に、認知症体験だけでなく、トラウマやPTSD、発達障害などを体験できるVRコンテンツなどもいくつかのメーカーから開発されています。
こういった最新テクノロジーとセラピストの知識、経験の融合は、セラピーの新たな可能性、そして、時として生じてしまう“お互いのストレス”を軽減するための一助になると感じました。
セラピスト10月号では、セラピストのすぎやまかよさんが、実際に「認知症VR」を体験しています。セラピストとしてどんな気付きがあったでしょうか。ぜひ、ご覧下さい!