こんにちは、編集部のバラールです。
10月に入り、東京は朝晩がだいぶ涼しくなり、過ごしやすくなって来ました。
……のはずですが、私、秋になるとアレルギー症状がひどく、鼻はかみすぎでヒリヒリ、目はかゆくまぶたは腫れ気味。そして40代というお年頃もあり、お肌はなにかと揺らぎがちで、この時季、お化粧なんてする気にもなりません。
この不快症状を、薬を使わずに少しでも改善したいと最近意識して使い分けているのが「植物油」です。
キャリアオイルとして使われる事が多い植物油は、精油ほどその成分や効能が注目されないことも多いのですが、精油とはまた異なる有効成分が豊富に含まれており、香りやテクスチャー、そして効能にもそれぞれの特徴があります。
そのような中で、私がこの秋に選んだ植物油が、この4種。「コメヌカ油」「カレンデュラ油」「ボラージ油」「ヘーゼルナッツ油」です。
植物油を効能で選ぶには、含まれる「脂肪酸」の種類をチェックするのがポイントだそう。脂肪酸は、飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸に分けられ、植物油には「不飽和脂肪酸」が多く含まれているのが特徴です。不飽和脂肪酸には、リノール酸やα-リノレン酸、γ-リノレン酸、オレイン酸、パルミトレイン酸などがあり、それぞれの特徴が植物油を選ぶ要素となる、というわけです。
例えば、アレルギーや更年期症状が気になるなら、アレルギー性疾患に効果的で、また、ホルモンバランスを整える働きが期待できるγ−リノレン酸を多く含むボラージ油をチョイスする、という具合。コメヌカ油は、美白効果が期待できるγ-オリザノールが含まれていること、また、皮膚への浸透性の良いオレイン酸が豊富に含まれていることから選びました。これで合っていますでしょうか(笑)? また、シングルで使うもの、ブレンドして使うもの、テクスチャーや香りもさままざまで、まだまだ勉強中です!
セラピスト10月号では、そんな植物油の違いや選び方、ブレンド方法を、特別企画『違いがわかる「植物油事典』にて解説しています(解説:アネルズあづささん)。植物油の成分や選び方だけでなく、ブレンド方法やレシピ、保存方法まで紹介。ぜひ、参考にしてみてください!