こんにちは。編集部のMBです。
「睡眠負債」という言葉をご存知ですか? 日々の少しずつの睡眠不足がまるで借金のように解消できないまま蓄積されていくことを表した新語で、心身に悪影響を及ぼしかねないこの状態に警鐘をならすべく、William C. Dement 教授(スタンフォード大学)により提唱されました。日本では2017年の流行語大賞トップ10に選ばれていたので、知っているという方も多いはず。
また昨年には、昼間に5~25分昼寝を推奨する「パワーナップ(power-nap)」という取り組みを世界的企業、そして日本でもいくつかの企業や自治体が実践し話題となりました。現代人にとって「睡眠問題」は多くな関心事であることが伺えますよね。
そんな睡眠問題のなかでもより深刻な症状のひとつが「不眠症」。セラピストの皆さんのもとには、この“眠れない状態”を相談に訪れるクライアントも少なくないのではないでしょうか?
さまざまなクライアントと接するセラピストに知っておいてほしい精神医学の知識を解説する連載「精神科医・香山リカ先生に聞く! セラピストのための精神医学入門」の今月(セラピスト12月号)のテーマは、「不眠症」です。不眠症にはいくつかの種類があり、そのパターンを見極めて改善策をアドバイスすることが大切だと言います。そこで、不眠症の4つのパターンとそれらを改善するための方法を香山先生が解説。さらには、睡眠には時間だけでなく“質も大事”ということで、質のよい睡眠のためにできるこをにも触れています。
日々多忙な私たちの生活において、クライアントだけでなく、ご自身がこのような問題に悩んでいる場合もあるのではないでしょうか。いずれも実践しやすい改善方法ばかりなので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。