こんにちは、編集部のバラールです。
「♪夏がく〜れば思い出す〜 遥かな尾瀬、遠い空〜」(夏の思い出)と、何かをきっかけに何かを思い出すことってあります。中でも特に「香り」はそのきっかけになりやすく、皆様もきっとそんな経験があることでしょう。この“香りが呼び起こす記憶”は、『失われた時を求めて』の描写から「プルースト効果」と言われていますよね。
私のプルースト効果といえば、きっかけとなる香りは「白檀」。白檀の香りにより以下の流れで懐かしい記憶が呼び起こされます。
「白檀の香り」→「祖母の扇子」
↓
「おばあちゃん」「デパート」「夏休み」「エビフライ」「アイスクリーム」
白檀の香りにより、夏休みになると田舎から東京の我が家に泊まりに来ていた祖母を思い出し、必ず祖母が大好きなデパートに行き、上層階のレストランで楽しくお子様ランチを食べた、という懐かしい記憶が、いまでもふわっと心地よく蘇るのです。この心地よい感じが好きで、夏は特に事あるごとに白檀の香りを楽しんでいます。また、デパートでクーラーがガンガンに効いていたせいか、この香りによってフッと涼しくなる感覚もあるのです。
「香り」って本当に不思議ですよね。
名刺入れには、文香のように紙(名刺)に香りがほんのり移るしかけの白檀のお香(オイルタイプ)を忍ばせています。名刺交換をさせていただく機会がございましたら、ぜひ香ってみてくださいね。そんな時、私は無意識に「エビフライ」と「アイスクリーム」のことを考えているかもしれません。これってもしかして「プルート効果」というより、むしろ「パブロフの犬」に近い(笑)!?
さて、セラピスト10月号では、そんな不思議な「香り」を、「アロマの化学Q&A」と題し化学的見地からわかりやすく解説。そもそも「香り成分」とは何? 官能基って? 鼻から入ったニオイはどうやって脳に伝わり心身に作用するの? 香りで脳を活性化って、何が起きている? など、わかっているようでも説明が難しい「アロマの化学」の疑問について、メディカル、スポーツ、心理、美容など専門分野のスペシャリストが回答します。
お楽しみに!
<セラピスト10月号> 9月7日発売!
■第1特集
“効く精油”を学んで、選んで、正しく使うプロになる!
アロマの化学 Q&A
■第2特集
アロマやカウンセリングとも相性抜群!
ハートが開く「音」セラピー
特別付録CD シンギング・リン
■特別企画
・失われた“交流の場”。それでも続く、身体に触れ、心をつなぐ“交流の輪”
新しい時代に求められる、セラピスト・コミュニティのかたち
・オンライン受講でもこんなに学べる!役に立つ!
メニュー・アップデートで顧客満足度が向上
・ハワイの伝統手技・ロミロミでできる!
肩こり改善で瞳と姿勢を美しく
・カラダとココロ、健康の肝(キモ)は「肝臓」にあり!
中医学から見た「肝臓と不調」の関係
・変わりゆく未来に備えて―家族を守り、地域を支える
“セルフヒーリング”のできる“ホームセラピスト”になろう!
・固定観念を捨てれば売上は伸びる
セラピストのための「新しいサロン経営学」
・キリ経絡トリートメントセラピスト、石井綾さん・新井美帆さん
世代を超えて全国に―“笑顔と元気”の輪を広げるセラピストたち
■連載
・セラピストのための中医学「生命の通り道経絡学説①」
・おのころ心平のプロフェッショナル対談ゲスト・藤原綾子さん
・セラピストのための“プラスの”栄養学「自律神経を整え、パフォーマンスをUP」
・Therapist’s essay 四季折々
・症状を改善するアロマとハーブの処方箋「秋のアレルギーにご用心」
・“筋解剖学”レッスン「産後うつに対する心身へのアプローチ」
ほか