こんにちは。編集部のバラールです。
暑さ寒さも彼岸までとはまさにそのとおりで、東京も今日から本当に急に涼しくなりました。つい先週までは、暑い暑いと口癖のようにぼやき、アロマといえばハッカばかりを活用していたのに、今日からはやはり香りを変えたくなりました。
実は現在、かなりストレスを自覚している私。緊張感をほぐしてくれる香りでほっこり癒されたい…と選んだのは、ヒメコマツとユズと、かわいい動物埴輪のアロマディフューザー。とはいえこれ、アロマ用品というわけではなく、古代遺物のレプリカなどを製造する窯元さんが製作しているミニチュアサイズの埴輪で、“当時の制作者に思いを馳せつつも現代の手法をおりまぜ1つずつ手作りしている”そう。手作りならではの何ともいえない温かみが魅力となっており、数年前からちょっとずつ集めているものです。
そして、埴輪といえば素焼き。つまりアロマストーンとして使えてしまうというわけです。ちなみにこの埴輪、左から「猿」「犬」、背後は「猪」がモチーフになっており、猿は茨城県行方郡玉造町、犬と猪は群馬県佐波郡境町から出土した埴輪のレプリカとなっています。
ディフューザーとして使うには、通常のアロマストーンのように精油を数滴たらせばOK。インテリアとして見た目にもかわいいし、お気に入りの香りとの相乗効果でとっても癒されるのです。歴史好き、埴輪好きの方に特におすすめします。古代日本に思いを馳せつつリラックスしたひとときを楽しんでみてください。日本での香りの記録は仏教の伝来とともにありますが、紀元前3000年頃のメソポタミアではすでに薫香の記録があります。記録はなくても古代日本にもきっとなにかしらの香り文化はあったことでしょう。
今日の香りとして選んだヒメコマツ(木部)はマツ科であながらツーンとしたにおいがなく、甘くまろやか。でも、どこかドーンとした樹木精油らしい力強さもあって落ち着きます。ヒメコマツもユズもγ-テルピネンやリモネン、α-ピネンなど、リラックス効果や鬱滞除去効果が期待出来る成分を含むので、どうやら今の私にはぴったり。心身のバランスを整えるのに必要な成分を含む香りを、自然と選んでしまうー。アロマって本当に奥が深くて面白いですね。
ちなみにユズの香り成分には、「PMS」の症状を緩和する効果が期待出来るという論文も発表されているそうです。気になるかたは以下のレポートをご覧になってみてください!
国立医学図書館 国立バイオテクノロジー情報センターに掲載されているユズの香り成分のPMSへの効果についてのレポート
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28481623/
■第1特集
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・キリ経絡トリートメントセラピスト、石井綾さん・新井美帆さん
世代を超えて全国に―“笑顔と元気”の輪を広げるセラピストたち
■連載
・セラピストのための中医学「生命の通り道経絡学説①」
・おのころ心平のプロフェッショナル対談ゲスト・藤原綾子さん
・セラピストのための“プラスの”栄養学「自律神経を整え、パフォーマンスをUP」
・Therapist’s essay 四季折々
・症状を改善するアロマとハーブの処方箋「秋のアレルギーにご用心」
・“筋解剖学”レッスン「産後うつに対する心身へのアプローチ」
ほか