例年に比べて桜の開花が早かった今年。暖かい春の訪れが、縮こまった身体と心を解放してくれます。
セラピストが施す「タッチング」もまた、身体を通して心まで緩めてくれる、素晴らしい技法ですね。
現在発売中の「セラピスト4月号」には「癒しのタッチセラピー」特集を掲載していますが、NPO法人タッチケア支援センター代表理事の中川れい子さんが「メタスキル」について綴っています。
メタスキルとは、個々の具体的な技法を超えた、その人の背後にある「姿勢」のこと。このスキルの有無や大小で、セラピーそのものの効果は格段に変わると言います。
「施術はまだ受けていないのに、そのセラピストに出会った瞬間、あるいは問診を受けている間、すでに身体も心もゆるまり、何故だかわからないけれどはらはらと涙がこぼれ落ちる……という体験をされたことはないでしょうか?」
こう語る中川さんの言葉を実感する経験をした方も多いと思われます。
セラピー1つひとつのスキルももちろん大切ですが、セラピスト個々が持つ「メタスキル」とは、あらゆるセラピーの「土台」として、なくてはならないものなのです。
セラピスト4月号の「癒しのタッチセラピー」特集では、このメタスキル以外にも様々な角度からタッチングの記事を掲載しています。
編集部I