コロナ禍でセラピストの働き方も多様化していますが、この春、サロン開業を始めた人の数は、意外に多いようです。ただし、従来のようにセラピーだけを提供するのではなく、異業種とのコラボによりお客さまの“行き来”を増やす働き方と言いましょうか。
例えば、サロンで施術を行うAさんの場合。お客さまとの接点は、施術を受けに来る方のみとなります。
一方、施術だけでなく、マンツーマンレッスンのスクールも開いているBさんの場合は、スクールに学びに来た生徒さんが施術の予約をしたり、サロンに来たお客さまが、それをきっかけにスクールに学びに来るという、お客さま(生徒さん)の“行き来”が生まれます。
またCさんの場合は、サロン&スクールに加えてアロマやハーブのクラフトを作り、オンラインで販売したり、イベントに参加してブース販売をしているため、さらにお客さまの“行き来”が増えます。
そして冒頭で述べた、異業種とのコラボをしているDさんのケース。彼女の場合、自身が行っているハンドメイドの講座を、異業種(占い師・似顔絵スクールの講師等々)の方と同時開催し、お互いのお客さまの“行き来”を実現させています。
こうして何通りもの“行き来”を生み出すことで、集客が随分楽になり、リピーターさんも増えたそうです。
コロナ禍で様々なプランを練り、実行し、成功しているセラピストたち。こうした成功体験を、セラピスト本誌でも様々紹介しています。
編集部I