「エステティックグランプリ」ファイナルを3年ぶりに取材しました!

投稿日:2022年6月24日

「共に学び、共に成長し、共に輝く」を理念とし、「夢や誇りを持ったエステティシャンが日本を美しくする」をスローガンに掲げた、「エステティックグランプリ」。その「第12回グランプリファイナル」が、6月21日に東京ビッグサイトで開催されました。

コロナ禍により3年ぶりの有観客開催となったこの日は、久しぶりのライブ開催を待ちわびた全国のエステティシャンが東京に集結しました。そして、「フェイシャル技術部門」「ボディ結果出し部門」のファイナルと、「顧客満足サロン部門」の表彰式が行われました。

「フェイシャル技術部門」は、エリアファイナルを勝ち抜いた12名が、知識と技術の審査に挑み、それぞれが日々積み重ねたトレーニングと施術の成果を披露。その結果は、以下の通りでした。

★グランプリ
「You海 那覇本店」(沖縄)
久手堅 花楠(くでけん かなん)さん

★準グランプリ
「アンジェラックス長野店」(長野)
長谷屋 希(はせや のぞみ)さん

★3位
「サロン・ド・ヴィーナス新宿店」(東京)
村上 真由(むらかみ まゆ)さん

プログラム終了後に、久手堅さんにインタビューしました。

――グランプリおめでとうございます。感想を聞かせてください。
「グランプリを取りたいという思いで毎日練習してきました。プレッシャーもあったのですが、サロンの皆さんがサポートをしてくれて、その時間を無駄にしたくないという思いで、毎日練習しました。それが結果に表れて嬉しいです!」

――エステティックグランプリに挑戦して、変わったことや成長したことは?
「何か一つのことを頑張ることで、自分が成長できるのはもちろんですが・・・周りにどれだけ支えられているのかということを感じて、周りの皆さんに感謝するようになりました」

――このグランプリという結果を、どのようにお客様に還元していきたいですか?
「エスグラへの挑戦の過程や練習で得たものにもっと磨きをかけて、お客様のためにさらに努めていきたいと思います」

緊張しながらも丁寧に言葉を選び、語ってくれました。おめでとうございます!

審査員の先生たちによると、ファイナリストの皆さんは、誰もが素晴らしい技術を披露していて、本当に甲乙つけがたく、結果は僅差だったようです! 
その審査委員による総評で、50年のキャリアを持つ現役エステティシャンの田中玲子さんは、「エステティシャンの皆さんは、“手”によって、幸せを与えることができます。これからは、その“手”でお客さまのことを読み取る力を高めていって欲しいです!」と語りました。

もう1つのファイナル種目、「ボディ結果出し部門」とは、各サロンがお客さまを相手に痩身の結果を競うコンテスト。プラン開始前後の「採寸」「体重」「体脂肪」の差異と、その取り組みを発表し、来場者の投票で決まります。
結果は――

★グランプリ
王子溝田橋整骨院併設
美容エステサロンViage(東京)
モデル:小峰 愛梨(こみね あいり)さん
担当エステティシャン:松本 梨里花(まつもと りりか)さん

★準グランプリ
newme(長野)
モデル:山崎 葵(やまざき あおい)さん
担当エステティシャン:佐藤香寿美(さとう かずみ)さん

★3位
美・style(千葉)
モデル:ちいさん
担当エステティシャン:笹木順子(ささき じゅんこ)さん

二人三脚で痩身の結果を追及する姿は、とても感動的でした。その理由は、単に“ボディメイク”だけを目的としていないこと。アプローチの方法は、痩身トリートメントにとどまらず、運動・食事・メンタルケアと多岐にわたっていました。
さらに、痩身によって身体が変わるということは、その人の心を変え、人生をも変えてしまうというリアルな体験談を、この日のファイナルに出場した10組のモデルとエステティシャンが語り、証明してくれたのでした。

プログラムの最後に、理事長として最後の日となった、5代目理事長の大杉みどりさんが総括を行いました。そこで触れていたことの1つが、壇上で皆が披露した「美しい手技、美しい心、美しい所作」について。
これら1つひとつの「美」への意識は、日本のエステティシャンが元々持っていたものであり、そのことへの感謝と、これからも受け継いでゆくことの重要性を改めて伝えてくれました。

お客さまが履いていたスリッパを揃えたり、タオルワーク1つひとつに気を配ったり。それらは、一見、施術の結果にさほど影響を与えるものではないと思われるかもしれません。
しかし、そうした1つひとつの細かなことに気がつける人は、あらゆることに気がつくことができる。お客さまの気持ちを理解することができる――。
そしてそれは、施術の効果にも、お客さまの満足度にも、大きな影響を与えてくれる――。
このような気づきを与えることができるのも、このエステティックグランプリの意義なのではないかと思いました。

編集部I

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