この前行った取材の中で、「アメリカではカウンセリングが日本よりも身近」という話を聞きました。「そうなんだ⁉︎」と思ったのですが、その時の本題は別のテーマなのでその場で深堀りせず、後で調べてみました。すると、けっこう違うことが分かりましたので、まとめてみました!
①予防的に行く感覚
そもそもの認識として、日本ではカウンセリングというと「心の病にかかってしまった人が行く」というイメージがあると思います(私もそういうイメージでした…)。一方、アメリカでは、そうした病気になる前に予防的に行くという意識があり、毎週受けに行くことも推奨されているほどです。また、経営者でカウンセラーを雇っている方もいます。
②「ファミリードクター」制度
アメリカではまずメンタルに不調を感じたらファミリードクターの診察を受けます。この「ファミリードクター」というのは、医療にかかる時に最初の窓口となるお医者さんを指すそうです。日本でいうと「かかりつけ医」に近いですが、日本では身体の不調が前提というようなイメージですよね。アメリカでは心理系の相談もファミリードクターにまずかかり、必要があれば専門医や専門家(精神科医及びサイコロジスト)の紹介などを行ってくれます。
③保険がきく
日本では医師から特定の心理療法を受けた場合のみ、保険が適用されます。一方、アメリカの民間保険会社の多くは、カウンセリング(心理療法)をカバーする保険商品を取り扱っています。そのため、日本よりも半額かそれ以下で受けられることが多く、一般的に広がっている理由の一つともいわれています(数千円ならちょっと気軽に行けるかも…)。
2020年の調査(独立行政法人中小企業基盤整備機構)では、心理カウンセリングを利用したことがない人は全体の94%、利用したことがある人は約6%という結果が出ています。比べて欧米では、カウンセリングを利用したことがある人は54%になるそうです(一般社団法人カウンセリング・キャリア推進協会)。
日本でももっと気軽に利用しても良いのかもしれないですね。
編集部M
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