いま「セラピスト」6月号の制作真っ盛りなのですが、先日、ルドルフ・シュタイナーが考案した「アントロポゾフィー医学」を実践されている、すみれが丘ひだまりクリニックを訪問しました。
そこで行なわれているセラピーは、芸術療法が特徴的で、“西洋の気功”といわれる「オイリュトミー療法」や、絵画造形療法、音楽療法、色光療法などが特徴的でした。
この「アントロポゾフィー医学」ですが、シュタイナーの名前に比べて、まだご存じない方も多いかと思います。
では、療法士の方々は、どうやって知ったのでしょうか?
オイリュトミー療法士の石川公子先生と絵画療法士の吉澤明子先生のお二人に伺い、そのきっかけとして共通で挙げたのが、下記の本でした。
『ミュンヘンの小学生 娘が学んだシュタイナー学校』(子安美知子 著、中公新書)
学者夫妻がミュンヘンに留学して、娘さんを入学させた小学校の教育について綴っています。小学校教育が日本と全然違うと話題になり、シュタイナーの教育が広まるきっかけの1つとなった本のようです。
この「アントロポゾフィー医学」の全体像を知りたい方は、下記の本がおすすめです。アントロポゾフィーに関わる医師や看護師、療法士の皆さまが手がけており、シュタイナーの考え方から、医療への応用・実践までを網羅しています。
『シュタイナーのアントロポゾフィー医学入門』(日本アントロポゾフィー医学の医師会 監修、ビイング・ネットプレス出版)
オイリュトミー療法については、下記2冊にて詳しく知ることができます。
『オイリュトミー療法講義』(ルドルフ・シュタイナー著、
『オイリュトミー療法の基本要素』(マルガレーテ・キルヒナー・ボックホルト著、石川公子翻訳、小林國力監修、イザラ書房)オイリュトミー療法の基本要素である一つひとつのアルファベットの意味や、具体的な症例が述べられており、深く理解することができます。
さらに、アントロポゾフィーと芸術療法について知りたい方は、下記の3つの本がおすすめです。これらは、絵画療法士の吉澤明子さんと、夫で同じく絵画療法士の石井秀治さんが翻訳に尽力されました。
『体と意識をつなぐ 四つの臓器』(W・ホルツアッペル 著、石井秀治 訳、耕文舎)
『魂の扉 12感覚』(アルバート・ズスマン 著、石井秀治 訳、耕文舎)
『芸術療法の実際』(マルガレーテ・ハウシカ 著、石井秀治訳、吉澤明子、イザラ書房)※出版予定
アントロポゾフィーの各セラピーについて詳細は、次号6月号(5月7日刊行)を楽しみにお待ち下さい!
編集部M
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
セラピーのチカラ、セラピストのハートを伝える
「隔月刊 #セラピスト誌」をfollow♡
→@therapist_bab
セラピーライフスタイル総合展「THERAPY WORLD Tokyo」
→@aromaherb_expo
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧