大型連休中には普段はなかなか行けない場所へ遠出をされた方もいるのでは？ 私は逆に馴染みの街を、ぶらぶら探訪してみました。やはり灯台は下暗しなもので、意外な発見＆収穫もありました。今日はそんな小冒険とご縁について書いていきますね。
JR中央線の阿佐ケ谷駅は、母方の菩提寺があることから、かれこれ35年近く足を運んできた街です。活気あふれるパール商店街を抜けて向かうため、改めて考えると南口しか訪ねたことがなかったんですね。たまたま友人の教えてくれた珈琲屋さんが北口だったのをきっかけに、今回未開拓ゾーンを気ままに歩いてみることにしました。
古書店、バルコニーの可愛いレトロな集合住宅、コインランドリー、行列のジェラート店、などなど。こちら側もとっても賑わっているんだなあと、わくわく歩きます。お隣の高円寺駅まで高架下がつながっているということで、一度駅の方にとGoogleマップを開くと、「阿佐ヶ谷神明宮」の文字。むむむ、妙に気になる。。。
ということで、ちょっと様子を見に足を向けてみると、唐突に現れた立派な鳥居に、豊かな緑。なんだかとっても立派な神社でした！ 取り立てて信心深いというわけでない私でも圧倒される、紛れもないパワースポットです。これは参拝するしかないと一礼し鳥居をくぐると、伊勢神宮を思い出すような清涼さ。
立派な能舞台。結婚式のあと、まだ参列者の椅子が残されていました
由緒を読むと、どうやら本当に伊勢神宮ともご縁のある場所でして。おまけに祭神には、天照大神、月読尊、素戔嗚尊の三柱なのです。なんという豪華なラインナップ‥‥思わず姿勢を正して進むと、緑のなかに立派な能舞台が現れました。この日は結婚式を執り行っており、海外からの観光客と思しき人もチラホラ見掛けるものの、皆カメラを構えるのも忘れて見入っている様子。それほど素敵な情景が広がっていました。
さりげなくも鮮やかな藤の花に目を奪われていると、本殿の静謐な佇まいにはっとします。木材そのものの美しさと、決して華美や優美でない、厳かな美しさにただただ圧倒される心地良さがありました。静かにあるがままの場所にストンと落ち着くことが、こんなにも心身に心地良いのだと思い知らされます。まるで瞑想でもしているかのような心持ちで、ご挨拶させていただきました。不意に思い立つことが、こんな風に素敵な時間と空間につながっていたのも、何かのご縁だなと思いました。
左から、境内の藤の花、本殿、御朱印帳
帰りに社務所の前で、ふと、御朱印の紹介が目に留まりました。
それは限定の特別御朱印符で、藤の花の刺繍がなんとも美しかったのです。後で知りましたが、阿佐ヶ谷神明宮の御朱印は美濃和紙と刺繍で作られることで有名なのだそうです。私は御朱印を集めてはいませんが、妙に気になる‥‥そして、5月3日の文字。限定の御朱印の頒布日がこの日だったのですが、実はこれ、母の誕生日でした。
毎年この時期、誕生日と母の日を兼ねて何を贈ろうかと頭を悩ませるものですが、これだけご縁が重なっているのだから、今回はもう「これにしよう！」と即決でした。
ちなみに昨年は真鍮製の風鈴を贈りまして。ブログにも紹介したので、ご興味ある方はこちらへ。
【夏の風物詩・風鈴の音色に涼を感じるのは、実は日本人だけ？】
社務所で予約発送の手続きをしていると、ふと受付脇に御朱印帳が飾られていました。そういえば御朱印帳は持っていたかしら、と手に取ってびっくりしたのが、母の好きな鳥獣戯画の図案だったのです。えーっ‥‥こんなにご縁って重なるの!? と、こちらも当然即購入いたしました（笑）。
「引き寄せの法則」というのもあるでしょうけど、きっとご縁のある土地、神社なのだなと実感する1日でした。今の自分にとって必要なもの、人、場所は、きっと行動した先にしかないということなのでしょう。とっても納得。。。
余談ですが、先日ご来社くださった八賀千枝先生が「大失敗もするけれど、チャンスの神様の前髪をいつも掴むようにしています！」と素敵な笑顔で語っていたのを思い出しました。先日発売された先生の新刊『美健整体』が、もしかするとこのブログを読んでくださった方のご縁とつながっているかもしれませんので、気になった方はぜひチェックしてみてください！ ‥‥なんて、本日はPRのような締めになってしまいすみません（笑）。
編集部T
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