保温、おもてなしからリラクゼーションまで。奥深い“タオルワーク”の世界

投稿日:2025年3月5日

 

寒暖差の激しい日が続き、体調を崩しがちな人が増えています。
日中、暖かかったとしても、日が落ちて夜になると一気に身体が冷えてしまいますね。

身体を温めると血行が良くなり、筋肉や内臓に酸素や栄養素が行き渡ることから、病気の予防にもつながります。身体を冷やさず温めることは、健康な身体を維持するための基本といえます。

サロンでも、「身体を冷やさずに温める」ことの重要性を伝えるセラピストは多いと思いますが、意外に見落としがちなのは、ボディトリートメント中のタオルワークが原因による「冷え」です。

今週発売する「セラピスト4月号」では、愛式メディカルリンパを行うリンパ師のあい先生が、自身の連載で「タオルワークの重要性」について触れています。
その中で「体温を逃がさず、冷やさないようなタオルの使い方」について、最初に言及しています。また他にも、「安心感」や「衛生管理」「心遣い」など、タオルワークの目的を5つに分けて解説しています。

このタオルワークの重要性をもっとも実感するのが、施術を受けていて不快な思いをした時なのかもしれません。

これまで、雑誌「セラピスト」やオンライン動画講座「セラピーNETカレッジ」でも、タオルワークについて、複数のセラピストさんが、その極意を伝えています。
そのうちの1人、梅川春香さんは、かつてプライベートサロンを開業する際に、「サロンの価値を高めるためにはどのような工夫が必要かと考え、タオルワークも深めていった」と言います。
特に、ご自身がクライアントの立場になって施術を受けた時に、次のように感じたそうです。

「トリートメントを受けて技術力が高く、それなりのサービスがあっても、物足りなさを感じることがありました。その時に、タオル捌きやホットタオルを改善すれば、満足感を得られるのにと思ったのです」

このように語る、梅川春香さんのDVD「タオルワーク入門」を、こちらで販売しています。

「トリートメントは、タオルワークに始まってタオルワークに終わると言っても過言ではありません。ほんのちょっとしたことであっても、タオルワークが雑だったり、おぼつかなかったりすると、どんなにトリートメントが上手くても台無しになってしまいます」
こう語っていたのは、セラピスト・石田淳子さんです。

タオルワークに求められるのは、保温やおもてなしとしての手段だけではありません(もちろん、それらはとても大事なことです)。
石田さんは、背中のトリートメントに入る時にも、背中の神経系を刺激するようにしてタオルを移動させ、リラクセーション効果を高めていたそうです。

そして、取材をした当時、次のように語っていました。
「理想は、タオルワークだけで“セラピー”になることです。大袈裟に言えば、トリートメントをしなくても心地よくなっていただけるくらいのタオルワークを、いつも心がけています」

石田淳子さんの「タオルワークテクニック」の動画は、「セラピーNETカレッジ」で配信しています。

編集部I

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