こんにちは。
先週無事に校了を迎えた『セラピスト』10月号(9月7日発売)。実はこの号を編集するなかで、いろいろなお茶とのご縁に恵まれました!
今回の記事取材では、ちょうどTABEL株式会社代表取締役・新田理恵さんにも薬草茶のお話を詳しく伺いまして。「植物の力をお茶で摂り入れるっていいなあ」としみじみ感じていたこともあり、これも引き寄せの法則かもと1人ニヤニヤしています。
「薬効からおすすめすることもありますが、ブラインドテイスティングをしていただくと、先入観なく直感で選ぶせいか、そのときの体調に合うものを自然と選んでいることが多いです。身体に必要なものを欲する、それは人の生きるための優れた本能ではないかと。頭を休めて身体が感じていることに着目すると、多くの気づきがあるように思います」(新田さん)
と教わったこともあり、今回は期待できる効果効能等は置いておいて。単純に自分がいま欲するお茶はどれなのか、7・8月に出合った6種のお茶たちを、ちょっとまとめてテイスティングしてみました♪(以下は個人的な感想です。メーカーさんによっても特徴は異なると思いますので、これから試す方のお味の参考程度でお読みください)
写真は左から
上段:グァバ、ブラフミー、月桃
下段:モリンガ、ヨモギ、クロモジ
のラインアップとなっております~!
こちら、皆さんは飲んだことありますか? もしかして「全部あるよ」という強者もいらっしゃるかもしれません。私自身はルイボスやカモミール、レモングラス、ローズヒップなどのメジャーどころは気分でいただいておりましたが、この夏に手に取ったのは「あれっ全然飲んだことないかも」という茶葉たちばかり。このなかで既飲はクロモジとよもぎだけでした。
では、早速レポートいってみましょう!
①グアバ
〔期待できる効果/疲労回復、肌の調子を整える、ダイエットなど〕
香り:柿の葉と蓬とイグサの混じったような、和室を思わせる香り。
味:もっと草っぽいのかなと思いきや、微かにフルーティーなような。全然違うのだけど、どこかベルガモットぽいような、華やかさがある。後味かなりさっぱり。②ブラフミー(ツボ草)
〔期待できる効果/集中力・記憶力を高める、鎮静、疲労軽減、免疫補強など〕
香り:青々としたイグサを思わせる香り。日向のように深呼吸したくなる。
味:かなりまろやかで、深い土っぽい香り。やや渋みがあり、濃いめの緑茶好きな人はハマる味わい。後味にもコク(うまみ成分?)が追ってくる。③月桃
〔期待できる効果/アンチエイジング、解毒、抗菌、健胃など〕
香り:茶葉の状態で香りが既にスパイシー。シナモンにも似た、チャイ的で官能的な香り。
味:お茶にしても香りがスパイシー! そして口に含むとさらに華やかでスパイシー。トロピカルな印象で、葛根湯好きには堪らない。香りは広がるが、後味は清々しい。④モリンガ
〔期待できる効果/臓器活性化、高血圧・動脈硬化改善、便秘解消など〕
香り:緑茶や柿の葉のような落ち着く香り。インドが原産国というのが意外なほど「和」を感じる。
味:深蒸しの緑茶のようで、まろやか。後味がほんのり甘味を感じるような味わいで、飲みやすい。食事と一緒に摂っても何にでも合いそうなほど癖がない。⑤ヨモギ
〔期待できる効果/デトックス、血液浄化、むくみ改善など〕
香り:これはもう、ヨモギ!という香り(笑)。でもほのかに抹茶のような香りもあり、深みもある。
味:まごうことなくヨモギの味(笑)。茶葉で嗅いだ時よりも、香りがふくよか。慣れた味だからか、とにかく癒される……口の中で広がって、しばらく味わいが続く。⑥クロモジ
〔期待できる効果/鎮静、鎮咳、発汗作用、冷え性改善、高血圧改善など〕
香り:まさにクロモジ精油の香り。華やかで高貴な雰囲気。爽やかな清涼感がある。
味:枝茶のためか色味がほとんど出ず、思ったより香りもしない…?と思ったら、口に含むと優しい香りが広がる!お茶というより、ハーブウォーター的に日常的に飲みたい味かも。
こんな感じでございました。
6茶6様に美味しいけど、今日の私にはクロモジが気分でしたー!!効能から見てみると、校了後の疲労感もありましたし、週末の暴飲で胃腸も少々疲れ気味だったせいかもしれません(笑)。妙に納得の結果でした。
身体の声や五感と向き合うことで、自分の状態を知るヒントが隠されているかもしれません。なんとなくモヤモヤしているときなど、リラックスタイムにぜひ試してみてください。
新田理恵さんを取材した記事「身体がよろこぶ薬草茶」は、9月7日発売の『セラピスト』10月号でお読みいただけます。日本各地の暮らしに根ざした薬草文化の魅力と奥深さを紹介しています。誰でも始めやすい薬草茶の活用法、お見逃しなく!
編集部T