すっかり寒くなりましたね。
それもそのはず。2023年もあと2週間あまりで終わってしまいます。
あとおよそ1週間、12月22日は2023年の冬至です。
1年間でもっとも太陽の出ている時間が短いこの日、冬至かぼちゃを食べたり、柚子湯につかったりして、慌ただしい師走ではありますが、自分自身をいたわることも忘れずに過ごしたいですね。
冬至の日に柚子湯に入ると……?
「冬至の日に柚子湯に入ると風邪をひかない」という言い伝えがあります。
冬至=「湯治」
の語呂合わせからの「柚子湯」なのだと聞いていましたが、
調べてみると、冬至の日の柚子湯には、もともとは一陽来復※のための禊(みそぎ)の意味があったのだとか。
入浴で身を清める効果に加えて、立ち上る柚子の香りで邪気を追い払うということですね。
我が家のベランダにも大きめプランターで育てている小さな柚子の木があるのですが、
冬至の夜にはこの実を収穫してお風呂に浮かべてみようと思います。
※陰が極まって陽に転じること。悪いことが続いた後にようやく物事が好転し始めること。
まつだ大人の遠足 in ユズ精油のふるさと
さて、柚子といえば、約1か月前の11月11日、素敵なイベントに参加してきました!
(先日の編集部ブログでUさんが書いてくれたのは、このときのお土産ゆずでした!)
どんなイベントに参加してきたかというと、
神奈川県松田町の地域創生イベント「まつだ大人の遠足inユズ精油のふるさと」
セラピーワールド東京でも毎年大人気、kukunaのユズ精油のふるさとで柚子を収穫し、皮をむき、蒸留するまでの一連の流れを体験できるイベントです。
小田急線新松田駅から山道を20分ほどバスに揺られて田代向のバス停に降り立つと、
そこに広がっていたのは、都会で暮らしていると味わうことのできない、美味しい空気と絵画のような景色。
そんな中、雨上がりの田舎道を歩いてユズ畑を見学して高枝切り鋏でユズを収穫したり、ユズ農家さんのお話を聞いたり。貴重な体験です。
お手本を見せていただいた時にはスイスイとできているようだった高枝切り鋏での高所のユズの実収穫などは、実際にやってみるとかなりの難易度です。何千個もの実を収穫する生産者さんには、本当に頭が下がります。
しかも、この松田町 寄(やどりき)地区のユズは完全無農薬!
安全の証に、地面には野生の鹿の落とし物もありました(笑)。
セラピストさんたちの横のつながりと温かいお人柄を実感!
完全にプライベート(なので、愛娘も連れて)で参加したイベントだったのですが、
周囲を見渡すと、何だか見たことのあるお顔が……。
なんと、一般の参加者に混じって浅井隆彦先生やMori Noteの宮澤悠実さんの姿も!
これは……いろいろとしくじれないっ! 娘が粗相なんかしませんように……。
謎の緊張感(笑)に包まれながら周囲の会話に耳を澄ますと、
「重松先生の和精油コーナーが……」
「セラピーワールドで……」
「うちのサロンのお客さまが……」
などの単語が耳に飛び込んできます。
……くすぐったいような、プレッシャーなような。
セラピストさんの横のつながりの強固さを実感。
図らずも、こっそりと『セラピスト』読者の皆さまの生の声を聞くことができる貴重な機会にもなりました。
また、参加者にセラピスト率が高いからなのか、途中で体調を崩してしまった娘にも皆さんとても優しく……(涙)。
セラピストさんって、やっぱり素敵な方ばっかりだなぁと、温かい気持ちになった1日でした。
帰りは、「ロマンスカーで帰りたい!」という娘のリクエストに応えて小田原まで足を伸ばし、ちょこっとだけ小田原城を見て家路につきました。
kukunaの髙橋さん、素敵なイベントの情報をありがとうございました!
単に秋の休日を楽しんできたように思えるかも知れませんが、
松田町と髙橋さんが開催した今回のイベントは、アロマ業界を発展させるのみならず、日本の山村地域を守り、林業を守り、そして地域の課題を解決に近づけ、元気にできる可能性を秘めた取り組みです。
「まつだ大人の遠足 in ユズ精油のふるさと」イベントについては、今まさに編集作業の佳境を迎えている『セラピスト』2024年2月号でもちょこっとご紹介予定ですので、どうぞお楽しみに!
編集部A
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
セラピーのチカラ、セラピストのハートを伝える
「隔月刊 #セラピスト誌」をfollow♡
→@therapist_bab
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈୨୧