「電話応対は、お客さまとサロンをつなぐ大事な入口です」
こう語るのは、エステティックグランプリの顧客満足度調査で、毎年高評価を得ている「アンジェラックス」の大杉みどり社長です。
近年、サロンの予約と言えば、ホームページから行うケースが主流です。この方法は24時間いつでも予約ができますし、管理運営を行う上で大変優れたシステムです。
しかし「アンジェラックス」は、電話による予約も重視しています。この電話予約による応対は、初めてのお客さまがサロンの雰囲気を知る最初の接点であり、大切な接客の機会となります。
このとき、セラピストやエステティシャンが与える印象が悪ければ、予約を取り消されてしまう可能性もあります。一方、印象が良ければ、信頼関係を築くことができるでしょう。
「好印象を与えることが出来れば、お客さまは本音を話してくれます。電話予約の時点から、カウンセリングが始まっているのです」
予約当日に来店して、そこで初めてカウンセリングを行うよりも、来店数日前にカウンセリングができるメリットは大きいでしょう。
こうした優れた接客に欠かせないのが、毎日のトレーニングです。アンジェラックスでは、心を込めつつ、1トーン明るい声で話せるよう、鏡を見ながら笑顔を意識した電話応対の練習をしているそう。
確かに、電話中の笑顔の有無によって、相手に伝わる想いや愛情も変わってきますよね。
顧客満足度の高い日本一のサロン(エステティッグランプリ)になる秘訣は、こうしたトレーニングの積み重ねがあってのことなのでしょう。
現在発売中の「セラピスト12月号」では、電話予約・来店からお見送りまで、日本一のサロンが教える、もう一度来たくなる接客とおもてなしの極意を紹介しています。
編集部I