こんにちは♪
梅がほころび始め、
春の訪れを感じられる日が増えてきましたね。
春の嵐、皆さん大丈夫でしたか?
さて、2月17日(土)に開催されたAEAJ主催のイベント、
「アロマ大学 in 青山」を取材しました。
(詳しくは3月7日発売のセラピスト4月号のフロントラインをご覧ください)
アロマ大学とは、アロマテラピーの魅力とその役立て方を学べる架空の大学。
初心者から、より知識を深めたい人々の
アロマライフを応援するために始まった試みです。
今回のイベントでは、仕事や生活の一部に、
アロマを取り入れている歌手・女優のソニンさんを始め
著名人6人を講師に迎え、
「ヨガ学科」「ミュージック学科」
「ポジティブマインド学科」「アロマフレグランス学科」
「旅学科」「美脚学科」の6つの講座が行われました。
各講座定員150人にも関わらず、
参加者の抽選が行われた程、どの講座も大盛況だったそうです。
私が最も興味を抱いたのは「ミュージック学科」。
チェロ奏者でアロマテラピー検定1級を持つ小林奈那子さんが
「音階と香階、音楽と香りの不思議な世界」をテーマに
チェロを実際に奏でながらお話してくれました。
(チェロ奏者の小林奈那子さん)
香階とは19世紀後半、
香料研究者(調香師)、ピエスが英国で発表した、
「音階と香りを結びつけ考案したもの」です。
香階では、
他の香りと調和しやすいローズが主音の”ド”となっていることや、
1オクターブ下が、ローズと成分の似ているゼラニウムであること、
ノートと同様に、軽い音(高音)には柑橘系、
重い音(低音)にはサンダルウッドなどの樹木系の香りが
配置されていることなどとても興味深い。
いろいろな精油を嗅ぎながら、それにあわせた音を聴く。
なんて高貴な時間。
そして、今回のイベントでは各講座に
アロマを使ったクラフトが用意されていました。
「ミュージック学科」練り香
「ポジティブマインド学科」バスソルト
「アロマフレグランス学科」アロマフレグランス
「ミュージック学科」では
クラシックの2曲の調にあわせて考えらた精油のブレンドから
どちらかを選び練り香を作成。
1曲目は、J.S バッハ「無伴奏チェロ組曲第1番 プレリュード」 ト長調
ト長調の和音にあわせて
「ソ♪ネロリ(オレンジフラワー)」
「レ♪ペパーミント」
「シ♪ベルガモット」
のブレンドは、ト長調の軽やかな音のようにポジティブでフルーティーな香り。
2曲目は、J.S バッハ「無伴奏チェロ組曲第2番 アルマンド」 ニ短調
「レ♪バニラ」
「ファ♪ベンゾイン(安息香)」
「ラ♪ラベンダー」
のブレンドは、曲のように重厚感がありながら、
華やかで、包み込んでくれるような甘い香り。
実際に、小林さんがチェロで楽曲を奏でながら、香りを選べる贅沢なひととき。
いつもなら、ネロリの入った華やかな香りのブレンドを選ぶのに、
その日は、ベンゾインやバニラ、ラベンダーの甘い香りのブレンドに惹かれ、
そちらを選択。
バタバタした日がつづいていただので、
しっとり落ち着きたかったのでしょうか?
重厚感のある甘い香りに癒されました。
アロマの世界はなんとも不思議です。
小林さんが講演で
「音楽と香りは見えない、
そしてそれらは人の心に直接響き、感動を与えてくれる
そんな共通点がある」と語ってくれましたが、
本当にその通りだと。
音と香りの不思議な世界『香階』にはまりそうです。
編集部AO