新型コロナウイルス感染拡大に伴う「緊急事態宣言」が、47都道府県すべてで解除されました。今後は感染状況を見ながら、イベント開催などの制限を段階的に緩和してゆくと言われています。社会経済活動再開の目安も提示され、様々な業種が営業を再開しますが、同時にこの機会に始めた「免疫力」を高めるセルフケアも継続していきたいものです。
現在発売中の「セラピスト6月号」では、セラピストやエステティシャン27名が、自身も実践している免疫力アップのためのセルフケアの方法を紹介しています。
「免疫力は身体の自然治癒力を高めることが第一だと考えており、そのためには女性ホルモンのバランスを保つことが何より大事だと考えております」と語るのは、女性ホルモンバランスプランナーで「aroma&esthetic ICHIKA.」を営む烏山ますみさんです。
「女性ホルモンを整える方法はいくつかありますが、特に女性ホルモンを整えたい時に行うのが臀部へのアプローチです。ストレッチポールやテニスボールを臀部に当てて、臀部周辺の筋肉を緩めることで卵巣への血流を促すことができます。私自身セルフケアとして取り入れることが多い方法です」と語る烏山さん。
以下に紹介する2つは、ストレッチポールを使った方法です。
ストレッチポールが、大転子付近に当たるように置きます。
ストレッチポールが、臀部の中央付近に当たるように置きます。
いずれも臀部の片側に当てて、ゴロゴロと動かすのではなく置いたままじっと乗ります(30秒から1分程度)。これが、烏山さんが日頃から免疫力を高めるために行っているケアの方法です。
「免疫力を高めるために私が意識して行っていることは、呼吸法で横隔膜を動かすことです。横隔膜がちゃんと動くと、さまざまな効果があります」と語るのは「骨矯正整体そると」を主催する、骨の整体師の城田聖子さんです。
その効果は、
血液循環を促進する。
リンパ系の循環を活発にする。
臓器全体が正しい位置に戻るのを助け臓器下垂を予防する。
老廃物や体内に溜まった余分な水分を排出する。
と多岐にわたります。
このように、身体の循環を整えることで免疫力を上げるように意識しているという城田さんに、呼吸法の手順を解説いただきます。
【Point】
吸うことではなく、吐くことに意識を向けます。
①仰向けで骨盤を平らにし、背中を曲げずにしっかりと伸ばします。
②背中が反らないように膝を曲げます。
③下腹部から頭の方に向かって口から空気を絞り出すように息を吐き、吐き終えたところで口を閉じて鼻をつまみ、空気の出入りを遮断します。
④肋骨を開いて胸を張るように意識し、息を吸う真似をします。その時に後頭部を床にしっかり押しつけ、顎を引きます。
以上が、城田さんが実践している「免疫力を高める呼吸法」です。
皆さんも、ぜひ日々のセルフケアに取り入れてみてください!
編集部I