こんにちは〜。
セラピスト編集部のHです。
現在、編集部は、次号セラピスト4月号の制作の真っ最中。
わたしは、「日本産精油」の特集を担当し、
日本の植物や森などについて改めて調べています。
今回は、日本産精油の私的なエピソードについて。
昨年、あるイベントに参加し、
そこで日本産精油を販売しているブースに立ち寄りました。
(写真がボケています…ごめんなさい)
富山の日本産精油ブランド、「AROMA SELECT」さんです。
そのとき、はじめて東京のイベントにブース出展していたそうで、
ありがたくも、
クロモジ、タテヤマスギ、ニオイコブシ、ヒノキ、アスナロ、ミズメザクラを
かたっぱしから嗅がせていただきました。
そのときに、スゴい!と思ったのが、
「ヒノキの葉っぱ」の精油です。
ヒノキの精油はもっぱら木部や枝葉で抽出したアイテムが多いですが、
葉っぱのみのものもあるのです。
(ただ、葉っぱのみの蒸留は手間がかかるそうで、やや割高です)
無意識にヒノキの葉っぱの香りを嗅いでいたのにもかかわらず、
スーッと、
爽やかな香りが、球体のように自然にからだの中に入り、
胸の中でフワッとほどけていく感じがありました。
こんな風に、シャボン玉がやさしくはじける感じ。
それとともに、からだがじんわりとゆるみ、
呼吸がラクになりました。
「こんな香りの届き方があるんだ!」
と、とても驚きました。
呼吸器の弱い私は、本来、ユーカリやローズマリー等が適しています。
でも、どうも直線的に入ってくる強い感じが苦手で、あまり使えずにいました。
海外産がダメというわけではないけれど、
日本ならではの繊細さが、ひのきの葉っぱの香りにも現れていて、
日本のものには日本のバイブレーションが宿っているんだなと思いました。
先日、一緒に日本産精油の取材をしたライターさんは、
「やっぱり日本の磁場ですよ!」とのこと。なるほど〜。
また、日本産の精油でも、産地によって香りの違いがあるなーと感じます。
たとえば、屋久島地杉の精油(やわら香さん)なんかは、
ふつうのスギよりどっしりした感じだったし(とっても落ち着く)。
蒸留法や管理法も大きく香りのトーンにかかわるので、いちがいには言えませんが。
ぜひいちど、近くのアロマショップで、日本の植物たちから生まれた精油を嗅ぎに行ってみてください。
月桃とか、ユズとか、クロモジとかもいいですよね!
(富山のタテヤマスギの精油。苦みもありつつ、奥に甘みも感じられます)
次回特集、お楽しみに!
ではではまた~。
編集部H