ぐっと気温も下がり、まもなく暦は11月になるのだなと実感している編集部Tです。今年もあと3カ月ほどとは早いものです!
2021年もコロナ禍の一年となりつつありますが、この状況が始まって以来、社会全体の健康や命への関心度の比重は強まりました。サロンでも、こんな時だからこそ安全に、そして居心地よく過ごしていただくために心を砕いてきたのではないでしょうか。ウイルスや病気への捉え方は人それぞれだからこそデリケートで、言葉や話題選び、向き合い方にも意識を向けながら対応されたことと思います。
それでは、病と今まさに闘っているお客さまとの向き合い方とは?
今日は、闘病中の患者さんの心理について学べる1冊をご紹介します。
第一線で活躍する心理カウンセラー・浮世満理子さんの著書『本当にしんどいときに読むメンタルの整え方』は、浮世さん自身の乳がん闘病体験をもとにした書籍です。手術、闘病、治療というだけでもつらいのですが、がんは命に関わる病ということもあり、深刻度は大きなものとなります。そんな自身の体験をもとに、がん患者の心の有り様を、プロの心理カウンセラーとして分析・解説する貴重な内容となっています。
本書では、壮絶な病を抱える本人のメンタルコントロールノウハウとともに、周囲の接するポイントについても眼差しが向けられています。心身のケアに寄り添い携わるセラピストの元には、癒しを求め闘病中の方がいらっしゃることもあれば、ある日クライアントが大病を患うといったことも起こりえます。大切なクライアントとどんなときも真摯に向き合うためにも今、闘病者の感じ方・受け止め方について学んでおきましょう。
著者:浮世満理子さん
メンタルトレーナー。アイディア・ヒューマンサポートサービス代表取締役。一般社団法人全国心理業連合会代表理事。アメリカで心理学を学び、帰国後心理カウンセラーに。TV番組の心理学監修やコメンテーター、省庁によるカウンセリング事業のに関わるほか、プロアスリートのメンタルトレーナーとしても活躍中。著書に『LINE 上手』(徳間書店)、『やる気を120%引き出す! メンタル強化メソッド』(実業之日本社)他多数。
発売中の「セラピスト10月号」でも、浮世さんが、がんになったからこそ分かったクライアントの気持ちや寄り添い方について解説してくれました。今まさにそういったクライアントに向き合いたいという方は、まずはこちらのノウハウをすぐに読んでみてください。
さて、もしもクライアントががんを打ち明けてきたら、あなたはどんな言葉をかけますか?