こんにちは〜。
セラピスト編集部のHです。
はやくも2月。
あまりの寒さに珍しく風邪をひきました。
インフルエンザじゃなくて良かった〜!
昨年&一昨年の話です。
トランスフォーメーションゲームのファシリテーターであり、
80歳を越えるセラピスト、広瀬尚子さんとお会いしたとき、
こんなお話を聴く機会がありました。
フィンドホーンの日本窓口(?)のような役割を長年務めていらっしゃる広瀬さん。
フィンドホーンを創設したアイリーン・キャディさんの『心の扉を開く』(日本教文社刊)を
毎日、日課として、読んでいるのだそうです。
この本は、1日1ページ、365ページ分になっていて、
各ページに1つ、具体的な心がけや教えが書かれています。
順に読み進めてもいいし、パッと本を開いて、おみくじの言葉のように読んでもいい。
ロングセラーの名著なので、ご存じの方も多いかと。
で、数年前、広瀬さんがピースボートに乗船したときのこと。
船内でビブリオバトル(互いにおすすめの本を紹介し、どれが読みたいかを投票する)が開催され、
この本を一緒に乗船した方たちに紹介したそうです。
そのときーー、
「本のタイトルの『心の扉を開く』という言葉・・・。
それは他の人に対してハートを開く、という意味ではなくて、
“自分の内側に向かって、扉を開く“ということなのだ」
ふと、そう気づいたそうです。
なぜ、この話を私がブログに書いているかというと、
同じようなことを今月号の取材でも感じたからです。
例えば、今週の日本タッチ協会さんのインタビューでは、
「施術者の内なる意識が、タッチの質をどれほど変えるか」
という話に。
また、日本産精油の特集でも、
「自分が暮らしている地域で生息している精油こそが合う」、
つまりは、
「大事なものは外ではなく、”ここ”にある」という話に。
いろんなセラピストさんの実体験をお聴きし、
タッチングに限らず、アロマに限らず、どんな仕事、生き方に限らず、
「自分の内側」につながることが、いま、切実に求められていることを実感しました。
たしか、画家の奈良美智さんのアートブックに、
「自分の家に帰って、自分だけの絵を描く。でもそれは深い部分で誰かとつながっている」
というようなことが書かれていた記憶があるのですが、
アロマの使い方も、人への触れ方も、
どれだけ自分と深くつながっているか。
その深さが、誰かを癒す質になるんだろうなあ・・・と取材をしていて、感じました。
セラピストさんには当たり前な話かもですが、改めて。
というわけで、
次回は、タッチング研究の山口創先生が巻頭ページで登場します。
タッチケアのセラピストさんをまじえて、
“触れること”の奥深さをてんこもりでお届けします。
なんとか原稿書き上げられますように・・・。
ほんとすごい話だったので、ぜひ楽しみにしていてください(ぜひ4月号ご予約を)。
ではではまた〜。