東京は桜が開花し、今週末には見頃を迎えますが、2週間前に「セラピスト4月号」を発売した編集部員は、既に6月号の編集に取りかかっています。
その6月号では、精油とハーブウォーターを作り使う「蒸留」を特集するため、蒸留の場に出かけ、記事を制作中です。
本日、一般社団法人日本フィトセラピー協会が認定する「アロマリエ講座」を取材してきました。
アロマテラピーの歴史や基礎知識からトリートメントオイルの実習まで、充実した講座でしたが、その過程で水蒸気蒸留法の体験も実施しました。
そこで初めて蒸留を目にする受講生たちの、興味深い様子が印象的でした。
その詳細は6月号で詳しくお伝えしますが、講師の佐佐木景子先生による、アロマテラピーに関する豊富なエピソードも大変面白く、為になる話ばかりでした。
例えば、食べ物の賞味期限や消費期限の話。
先生が子供の頃は、少し時間が経過した食べ物をまだ食べられるかどうか、主に匂いで判断していたそうです。
それが今では、各商品の袋や札に印字された年月日、つまり「視覚」で判断することが圧倒的に多くなりました。
その結果、現代人は五感の中の「嗅覚」がどんどん使われなくなっているといいます。
五感の中でも嗅覚は、あまり退化していないのかもしれません。
しかしながら、この嗅覚の低下を防ぐためにも、日頃から香りを嗅ぐアロマテラピーは重要であり、ぜひ多くの方に実践してほしいと改めて実感しました。
編集部I