日本時間の今朝、野口聡一宇宙飛行士をはじめ4人を乗せた米民間宇宙船「クルードラゴン」が、フロリダ州のケネディ宇宙センターから打ち上げられました。
登場した4人は、今回の機体を「困難から回復する力」などの意味がある「レジリエンス」と名づけました。世界中が新型コロナウイルスに苦しむ中で、「傷ついた状態から立ち直り、元の生活に戻っていく力になりたい」という願いを込めたそうです。
レジリエンスとは、困難や脅威に直面している状況に対し、上手に適応できる能力や、適応した結果のことを言います。この「レジリエンス」を育むために、セラピストの間で注目されているのが、「ポリヴェーガル理論」です。
「セラピスト10月号」の中で、セラピスト小松ゆり子さんは、次のように語っています。
「コロナの影響で営業を自粛するようになって、セラピストたちは“これからどうしたらいいんだろう”という状態でした。ここ数年ポリヴェーガル理論を学んだこともあり、私たちの神経系を安定させるには、横のつながりが大事だと実感していました。ストレスフルな状況を共有し合うことで、次に進むこともできるので、社会的なつながりの神経系を活性化させようと思い、オンラインで様々なつながりを作りました」
小松さん自身、「神経系のレジリエンス、弾力が高いタイプだと思う」というだけあって、コロナ禍の困難な状況において決して悲観するわけでもなく、様々な企画を立て、多くのセラピスト支えたのですが、その背景には「ポリヴェーガル理論」の学びがあったというのです。
このポリヴェーガル理論については、「セラピスト2019年6月号」でも詳しく紹介しています。
一部をご紹介!↓
ぜひ、セラピストの皆さんも、学んでみてはいかがでしょうか?
編集部I