5月13〜15日まで、東京ビッグサイトで開催された「ビューティーワールド ジャパン」。
毎年5万人を超える入場者で賑わう国内最大の見本市には、無料聴講できるメインステージがあり、技術・コスメ・集客・経営など、さまざまなジャンルのセミナーを日替わりで聴くことが出来ます。
今年、この舞台に講師として初めて登壇したのが、パールケイの服部恵さんでした。
服部さんの名前を初めて聞いたのは、2008年3月、日本エステティック協会が創立35周年記念大会で開催した「エステティックコンテスト」の時。
まるでボディトリートメントを施すように、優雅に舞うように、全身を使って行うフェイシャルトリートメントが、参加者の中で一際目を引いたのを覚えています。
その時の記事をきっかけにして、取材をする機会が少しずつ増えていきましたが、会うたびに感じたのは、エステティックへの熱い想いでした。
お客さまを、内と外から美しくしたいという熱意。
エステティックの良さを、1人でも多くの人に知っていただきたいという想い。
そして、エステティシャンという仕事への誇り──。
いつでも時間の許す限り、これらの想いを語りつづけ、実行に移してきました。
そして当時から、ビューティーワールド ジャパンのメインステージに立つことが目標であると、ハッキリと公言していたのです。
あれから5年──。
エステティックグランプリや各種セミナー、メディアを通じて、大勢のエステティシャンに知られる存在となり、「夢の舞台」に駆け上がった服部さん。
その講演を聴こうと集まった人々の数は700人を超えました。
これは、ビューティーワールド ジャパン・メインステージセミナーの歴史上、最高人数だそうです。
おそらくこの人数は、服部さんのエステティックに対するゆるぎない思い、強い意志、そしてそのために費やした数々の努力に対する現れであり、結晶だったのではないでしょうか。
稲村