毎日、寒い日が続いていますが、皆さんは、風邪をひかれていませんでしょうか?
私は先々週から先週にかけて、少し体調を崩してしまいました。
幸い大事には至らず、今はもう元気に過ごしていますが、我が家には受験生がいるためウイルスの持ち込みは、もちろん厳禁!
何とか風邪をうつさずに済んで、ホッとしています。
受験生がいる家庭には、独特の緊張感があります。
もちろん、年中ピリピリしているわけではないのですが、志望校の過去問題集の採点結果が悪かったりすると、やはりその場の空気は微妙になります。
私自身の高校受験は、もう四半世紀以上も前のことですから、自分が当時どれだけ殺伐としたオーラを発していたかは覚えていませんが、おそらく両親に苦労をかけていたのではないかと今になって思い至ります。
何事も経験をしていないと、その立場は理解できないと、改めて考えてしまう、この頃です。
サロンの現場でも、「お客さまの立場になって考えてみたら、分かるでしょう!」という、上司からの指導の声が、よく聞かれます。
しかしながら、その立場になったことがなければ、真に理解することは難しいですよね。
セラピストのお客さまに対する「おもてなし」にしても、同じことが言えます。
昔、取材したあるスクールの先生は、
「おもてなしの善し悪しは、お客さまがどれだけ感動できるかによって決まりますよ」
と言っていました。
そして、
「そのためには、セラピストがどれだけ”もてなされる経験”を積んでいるか、”感動するサービスを受けているか”が大切です」
と、おっしゃっていました。
おもてなしを受けて感動できる。
その時、自分の心を揺さぶるものが何であるかが実感できれば、自身のセラピストとしてのホスピタリティの質に、間違いなく良い影響を与えてくれるはずです。
受験シーズンも、あと1カ月。
志望校の合格発表も終わり、また1つ新しいステージに進む我が子の姿を見ることができるでしょう。
その時、結果はどうであれ、初めての経験を積み少し成長した息子を労い、ゆっくり話をしてみようと思っています。
稲村