こんにちは。
セラピスト編集部のはんざわです。
3月11日も今年で3年目です。
まだまだ復興への道のりは長いですが、
そんな中でも現在も復興に携わられている方々、本当に尊敬します。
さて先日、セラピスト4月号が発売になりました。
さっそくですが、今回も取材裏話をご紹介していきたいと思います。
【第2特集 キャリアオイル活用ガイド】
キャリアオイル(植物油)の活用法についてお届けした特集。
その事例として、自然療法スクール「マザーズオフィス」代表の
宮川明子さんに取材をさせていただきました。
アロマテラピーに古くからかかわり、その普及に大きく貢献されてきた宮川さん。
現在はスクールでの講座のほか、
世界中を飛び回り、海外の医療現場や精油・植物油の生産地を訪問されています。
打合せと取材時に、宮川さんに「世界の植物油の抽出事情」について
お話をしていただいたのですが(本誌にも掲載)、
その中で印象に残ったお話がありました。
宮川さんによると、植物油を手絞りで抽出するのは非常に手間がかかり、
世界では機械絞りが一般的だそうです。
宮川さんご自身、月見草の種を集めて、
ゴマを擦る容量でオイルを採ろうと試したそうですが、
何時間かけても、種が少ししっとりする程度。
結局、オイルを採ることはできませんでした。
でも世界で自給自足をしている地域では、
植物油を手絞りをしているところがあるそうです。
けれども、他国のメーカーがそれを破格の値段で買い取り、
結果、自給自足の民族の生活が立ちゆかなくなっていることがあるのだとか。
その現場を見てきた宮川さんは、
「高くても、植物油を適正な値段で買ってほしい。
その人たちのことを考えると私はとても胸が痛い」
と話してくださいました。
この話だけでなく他にも、
国内の精油メーカーさんが採算を取るのに苦労されていたりと、
「消費者の感覚」と「実際のコスト」との隔たりは、昔から言われています。
ここで、「一般の人は、まず消費をし、
消費の仕方についても一度、考えてみましょう」というのはたやすいのですが、
この不況・経済の状況で、「なかなか実行できないよ〜〜」という方も
いらっしゃることでしょう(私自身そうですし)。
ただ、自然に近いものを使うと、身体が健やかになりますし、
センサー的なものも良い感じ?になるのも確か(笑)。
手作りすればコストも抑えられるので、
フェアトレードかつ、質の良いものを使いつつ、
普通に暮らすことは可能かもなあと思ったりします。
都会で生活している身ですが、できる限り、植物に触れる生活をして、
身体も心も地球にも!良い生活ができればなあと考えています。
ぜひセラピスト4月号で、植物油の活用法をご覧ください!
ではではまた〜〜。