こんにちは〜。
セラピスト編集部のはんざわです。
温かくなったと思ったら、急激な寒さですね。
身体が逆戻りし、めちゃくちゃ眠いです〜〜。
さてさて。
書くことは本当に難しい、と常々感じながら仕事をしています。
「文章の書き方」をたま〜に聞かれることがありますが、
はっきり言って、分からない。
それどころか「てにをは」を毎回直される始末。ほんとすみません・・・。
そんな中で読んだのが、この本。
発売中の「セラピスト6月号」の対談でご登場いただいた、
身体感覚教育研究者の松田恵美子さんが、複数の方々とともに、執筆されています。
感動物語風の文章では決してないのに、
読みながら、涙がボロボロ出て止まりませんでした。
ご本人にそれをお伝えすると、
「この本を書くのは辛かった。書けなくて、本当に、本当に苦労した」とのこと。
言語化しづらい、身体の奥の微細な感覚を文章にされていたので、
「そうですよね・・・」と納得。
さらに何度もしつこく読み返した後、それだけでなく、
「松田さんが、ご自身に真剣に向かい合い、
心と身体が納得するような言葉を、
ひとつひとつ丁寧に選んで、丁寧に書いていること」に気付きました。
そんなの当たり前でしょ〜、とか思うかもしれません。
でも深く染みこむような文章、書くのはほんとうに難しい気がします。
というわけで、読書の醍醐味は、
「著者と読者との間に、共鳴が起こることだ」と、改めて感じました。
絶版になっていますが、Amazonなどでは買えますので、小誌と併せてぜひ。
ではではまた〜。