こんにちは!セラピスト編集部の田中です。
梅雨の季節になると、休日に外出する気分にならず、
室内で過ごすことが多くなりますよね。
といっても、私は基本的に引きこもりなのであまり苦になりません。
そんなにいつも休日引きこもっていて何をしてるの?
と、聞かれるのですが、基本的にいつも映画を観ているか小説を読んでいます。
特にSFが大好きで、フィリップ・K・ディックの『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』と、
伊藤 計劃の『虐殺器官』は私の人生を変えたと言っても
過言ではありません!
そんなSF好きの私ですが、
未来を夢見るだけでなく現代の作品も読もうと思い、
全然違うジャンルの2つの作品を買って読みました。
1冊目は、小島慶子さんの『わたしの神様』
小島慶子さん、テレビに出ている時も頭の回転が速くて大好きでしたが、
本もこんなに面白いなんてずるいです。
この小説は「女」として生きることに葛藤する「女子アナ」たちの人生を描いた作品なのですが、
現代日本における「女性」の職業ヒエラルキーの最高峰と言われる
女子アナ達の葛藤は、働く女の心の琴線にばしばしと触れてきます。
2冊目は、小野美由紀さんのエッセイ『傷口から人生』です。
就職活動をやめて人生面白くなったライターさんのお話。
小野さんとは境遇がほとんど同じ、そして就活で受けた会社もだいたい同じ。
読むのは心が痛すぎましたが、これを書いた小野さんは本当に強く、そして
繊細なんだな、私もとにかく頑張っていきていこう……と思えました。
みなさんもお気に入りの一冊を見つけて、
読書で梅雨を楽しんでみてはいかがでしょうか。