先日、東京・恵比寿で行われた「セラピストラウンジ2015 in 恵比寿」。
全国のセラピストたちを中心に延べ400人が集まり、ブース出展やセミナーなどを開催、大盛況でした。
外は小雨模様で肌寒い1日でしたが、会場内は熱気でムンムン!
デビューしたばかりのセラピストたちの、希望に満ちた眼差しが、とても初々しかったのですが、その一方でキャリア10年を数えるベテラン・セラピストたちも沢山来場し、旧交を温めるシーンを数多く見ることが出来ました。
その会場の中で、あるいは様々な取材を通して、最近、経験豊富なセラピストたちから、この仕事の”やりがい”について、伺う機会が度々あります。
同じセラピーであっても、自宅や街のサロンで提供している人もいれば、郊外の隠れ家サロンで施術をしている人もいます。
あるいは医療現場や介護の場で、セラピーを行うセラピストもいて、セラピストの仕事の”やりがい”は人それぞれ。
でも、皆に共通していることがあります。
それは、セラピーを通じて経験できる、”人との出会い”が原動力になっているということ。
あるセラピストは、それを、次のように表現します。
「セラピーを介して、人と向き合うことが大好きです。なぜなら施術を通して、皆さんが持っている可能性や在り方を見ることが出来るから。その瞬間は、私にとって大きな喜びなのです」
また生徒たちに人気の、あるスクールの先生は、このように言います。
「セラピストの経験を積んだ卒業生たちは、施術中はもちろん、普段の声のかけ方から物の触れ方まで、1つひとつの所作が美しく丁寧になっていきます。それはクライアントさんがセラピストの人間力を高めてくれるからなのです。
セラピストにとって何が”一番のやりがいか”と問われたら、やはり自身の人間力を高められることだと思います」
かくいう私も、取材を通してセラピストの人間力の高さに触れ、魅力を感じ、たくさん教えを受けていると実感しています(それを活かせているかどうかは分かりませんが……)。
今後も誌面を通して、人間力に溢れたセラピストたちを紹介し、読者にお伝えしていきます。
稲村