開業? 出張? 副業は? セラピストのお仕事事情

投稿日:2017年4月21日

「セラピスト6月号」(5月6日発売)「マネー講座特集」の1つとして、
全国のセラピストたちに、アンケート調査を実施しました。

たくさんの方々にご協力いただきまして、誠にありがとうございました!

その結果を分析した記事は本誌に掲載しますが、ここでは、当サイトから回答いただいた103名の方が、「セラピストとして、どのように活動しているのか?」に注目。
その回答を集計してお伝えします。

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まず1つめが、「自分のサロンを、どのようなスタイルで行っているのか?」(複数回答可です)。

もっとも多かったのは「自宅サロン」で、54名のセラピスト。
つまり回答いただいた方の半数以上が、自宅サロンを開業していました。

2番目と3番目は拮抗しています。
「自宅以外のマンション契約」が、26名。
「出張」が、23名でした。

次に多かったのが、「路面店としてサロンを開いている」「レンタルやシェアサロンを活用している」の2つの形態で、15名ずついました。

意外だったのは、「出張スタイル」のセラピストが多いことです。
ちなみに出張展開をしている23名のうち、ほとんどの方が、ご自身のサロンも持ちながら出張をしています。

なお、この結果は、必ずしも「成功パターンや理想の働き方」というわけではなく、回答いただいた方の現状を表しています。
そのため、積極的に出張セラピーをしている方ばかりではなく、もしかしたら売上アップのために、あるいは経験を積むために限定的に実施しているのかもしれません。

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つづいて2つ目が、「セラピーに関する仕事のほかに、アルバイト(副業)や、本業がありますか?」という質問。

1番多かった回答は、「セラピー関係の仕事のみ」で、なんと67名。

「他に副業がある」と回答した19名、「他に本業がある(つまりセラピストが副業である)」と回答した7名を圧倒する人数でした。

セラピー関係の仕事のみで活動している方の中には、既婚女性の割合が多く、既婚女性の73%が「セラピー関係の仕事のみ」、27%が「本業や副業がある」と回答しました。
一方、独身女性の場合は、58%が「セラピー関係の仕事のみ」で、42%が「本業や副業がある」でした。

ただし、セラピー活動一本で展開していないことを、決してネガティブにとらえる必要はないでしょう。
本業や副業をしている人の中には、多彩な才能を認めら、望まれて異業種に携わる方もたくさんいるはずです。

長年、セラピストたちに接し、「セラピストの活動の仕方には、さまざまなスタイルがある」と実感しています。

日本にセラピストの職業が増え始めてから、まだ十数年。
今、現場で活躍するセラピストたちが、今後ますます日本にセラピー文化を根づかせ、多様なスタイルを築いてゆくはずです。

数年後に同様の調査をし、最新の状況や新たな発見をお伝えできることを楽しみにしながら、取材をつづけていこうと思っています。

稲村

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