5月15日から17日までの三日間に渡り、国際総合ビューティ見本市「ビューティーワールド ジャパン」が開催されました。
今年は20年目の節目となる開催で、来場者は過去最多の7万人を超えたそうです。
毎年、注目しているメインステージのセミナーには、過去の開催で人気を博した講師たちがラインナップされていました。
「セラピスト誌」と縁の深い先生も、多数講演されていましたが、そのお話を聞いていて改めて感じたことがあります。
それは、生徒を育てることも、お客さまを元気にすることも、その人のパーソナリティがとても大切だということ。
スキルはもちろん大事です。
それがなければ、セラピーもエステティックも成り立ちません。
でも、それと同様に施術をする人の、あるいは指導をする人のパーソナリティが、とても大切だということです。
先日ある先生から、こんな話を聞きました。
「最近は技術を高めれば良い、資格を取ればOKのように、ハード面だけを携えていれば”私は大丈夫!”と思っている人が多いんです。心で仕事に触れ、お客さまに触れるサービスができなければ、相手には響かないと思います」
たしかに、いくら優れた技術を持っていたとしても、パーソナリティが欠けていたら、そのセラピストの施術は受けたくないもの。
同様に、そのような指導をする先生から、良い生徒は育ちません。
言葉にすると当たり前のことのように思えますが、こうしたことが出来る技術者や指導者が減って来ているというのです。
メインステージに登壇した先生方の話を聞き、過去の記事を読み返してみると、長年、彼女たちが第一線で活躍している理由がよく分かる気がします。
スキルはもちろん大事。
だけどパーソナリティも、同じように大切なのですね。
稲村