九州の大雨で被災された方々に、
心よりお悔やみとお見舞いを申し上げます。
いま報道されている日田地域は、
過去に、取材で伺った地域です。
一刻もはやく復旧することを願わずにはいられません…。
そして7月7日、七夕の今日、
セラピスト8月号が発売になりました。
今回は、第1特集、
『ドイツ薬草学の聖母
ヒルデガルトと現代の薬草魔女たち』
を担当させていただきました。
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(右がヒルデガルト)
中世ドイツの修道女・ヒルデガルトは、
薬草学を記し、音楽を作曲し、
月に1度は自分や他の修道女に薬草の冠をするなど身なりにも気遣ったり、
食事療法についても執筆したり、
説法の旅に出たり…など
各方面に活躍した
スーパーウーマンでした。
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ヒルデガルトは「必要な時代に、私はまた現れる」と言っていたそうですが、
千年の時を経て、聖人となり(2012年)、
日本に限らず、ここ数年、ドイツ国内やアメリカでもブームになっています。
(たとえるなら、日本の「空海」みたいな存在です)
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一般的に、”修道女”というと、
「清貧(すぎる)」「高潔(すぎる)」「真面目(すぎる)」
というイメージがありますよね。
でも、他の修道士、修道女が神に近づくために、
断食したり、わざと自分を傷つけたりするなかで、
ヒルデガルトは、
「神の創造物である自分自身や、その他のいのちを大切にする」
という考えに基づき、
現代にも役立つ「心やからだの健康・幸福」に関する智慧を
たくさん遺しました。
(取材をさせていただいた、「346abbey」のオーナーセラピスト、ミシェルさんは、
「とってもお茶目な人だったと思います」とおっしゃっていました)
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この特集をするまで、
そこまでヒルデガルトに関する知識や想いがなかった私ですが、
終わった今ではすっかりとりこに。
“アタマや理屈ではなく、五感、ココロで感じること”
“生活に喜びをもつこと”
“素材を活かした食事をすること”
などなど、
取材をとおして心の洗濯をさせていただきました。
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薬草学の祖であり、
ホリスティックセラピストの元祖ともいえるヒルデガルトの生涯と、
その教えを受け継ぐ現代のセラピストたちの想い。
植物療法を行う方は特に、本誌でその源泉にふれていただけるとうれしいです。
ではではまた~。
編集部H